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浙江時代の習近平

2017-10-26      



 

 2002年、習近平は浙江省に転任した。20032007年の間、習近平は浙江省委員会書記、省人民代表大会常務委員会主任、浙江省軍区党委員会第一書記を務めた。浙江省にいる間、習近平は全省各地をまんべんなく歩き回った。彼は浙江省で「緑水青山はすなわち金山銀山」という科学的論断をはじめて行った。彼は浙江省の大地で「文化大省」「平安浙江」「法治浙江」という感動的な文章を書き、浙江省の「八八戦略」という広大な計画を描き上げた。

 

継承の中で革新し、革新の中で発展する

 20037月、浙江省委員会第11期第四次全体会議において、習近平は全面的・系統的に浙江省の発展メカニズム、立地、ブロック状特色産業、都市と農村の協調発展、生態、自然資源、環境および文化という8つの強みを概括し、未来に向けた8項目の措置すなわち「八八戦略」を提起した。

 「山は高ければ高いほど登るのが難しく、車は早ければ早いほど運転するのが難しい」とは、習近平が浙江省で仕事をしていたときによく言っていた言葉である。中国でも経済発展がすでに比較的前列に入る省として、浙江省の新たな発展はどこから手をつけ、推進したらよいのか。新世紀に入って間もなくの浙江省は経済・社会の発展が極めて重要な転換期にさしかかっており、いかにして新問題・新矛盾・新挑戦に対応したらいいのかという難題を抱えていた。習近平は浙江省に来たばかりの頃、多くの時間を各地一般市民や省の直属部門の調査研究に費やし、何度も各界人士の座談会を開いて、基層の一般大衆に問いかけ、最終的に「八八戦略」という浙江省発展の貴重な戦略思想をつくり上げた。

 習近平は浙江省の海洋経済の発展をとても重視し、何度も島や漁村に行き、漁民を訪ね、深い調査研究を行った。海洋経済の発展を急ぎ、海洋経済が強い省とすることは、省委員会・省政府が浙江省の実際状況と緊密に結びつけて提起した重大な戦略的意味のある措置であり、それは「八八戦略」の重要な内容で、しっかりとたえず実行しつづける必要があり、「継承の中で革新し、革新の中で発展する」必要があると彼は指摘した。

 2011年、浙江省の海洋経済発展モデル地区建設が国家戦略にアップグレードされ、国家海洋発展戦略と地域協調発展戦略の重要な一部となった。同年、国務院は浙江省の舟山群島新区の設立を許可した。海により強い動力を注入されて、浙江省の科学発展の道はよりスムーズなものとなり、浙江省全体の経済・社会の発展にも深い意味を持つこととなった。



 

「緑水青山はすなわち金山銀山」

 「緑水青山はすなわち金山銀山」という言葉は、今ではすでに浙江省人民の共通認識・実践となっている。

 2005815日、習近平が安吉県天荒坪鎮余村を視察していたとき、「緑水青山はすなわち金山銀山」という科学的論断を行った。9日後に彼が『浙江日報』で発表した「緑水青山はすなわち金山銀山」という文章の中に、「生態環境の強みはエコ農業、エコ工業、エコ観光などのエコ経済の強みにつながり、そうすれば緑水青山は金山銀山となる」と指摘した。

 習近平の提唱と組織のもとで、浙江省では秩序だった循環経済の推進が行われ、エコ省建設の中心施策とされた。同時にエコ工業とクリーン生産、エコ農業と新農村環境建設、エコ公益林、万里のきれいな川づくり、生態環境整備、エコ都市建設、貧困脱出と豊かになるための支援、青い海づくり、エコ文化建設、科学教育サポートと管理政策などのエコ省建設の「十大重点プロジェクト」が全面的に展開された。

 2007年までに浙江省の環境の質は好転し、16の省クラスの環境保護重点監督管理区と準重点監督管理区がすべて基準に到達して正常化し、生態環境監督測定において中国一となった。

 「緑水青山はすなわち金山銀山」という科学的論断は、浙江省の持続可能な発展の方向を指し示すものとなった。



 

「金杯銀杯も人々の評判には及ばない」

 「幹部の良しあしは一般人が決めるもの」、これは習近平が浙江省で仕事をしていたときにいつも口にしていた言葉である。習近平は「隠れた成績と表立った成績」という文章の中で、「われわれはいつも、金杯銀杯も人々の評判には及ばず、金賞銀賞も人々の誉め言葉には及ばないと言っている。正確な政治成績観を打ち立て、なるべく多くの苦しい実務に専念し、表立った功績に飛びつくことなく、後世に役立つ「隠れた成績」をつくり上げる必要がある」と指摘している。

 2003年、習近平は浙江省人民代表大会で政府活動報告を行ったとき、その年に民衆のために行う必要がある10の実務を提出した。このときから浙江省では毎年年初に、省政府の活動報告はその年度の10の方面の民衆のための実務を提出するようになり、年末にはその実施状況を社会に向けて公示することが慣例となった。今では浙江省はすでに省、市、県の3つのクラスの党委員・政府が、民衆のための実務を行う完全な長期的メカニズムを打ち立てている。

 習近平は郷鎮(街道)や村(社区)の党組織と基層政権建設を非常に重視し、基層幹部に注目している。20041226日、習近平は温福鉄道(温州―福州)の施工現場を考察し、その後、端安市飛雲の基層幹部にわざわざ年始のあいさつにやってきて、彼は感情をこめて「私もかつては基層幹部であり、村の党支部書記や県委員会書記を務め、ずっと基層幹部と交流してきました。私は基層政策をとても気をかけており、基層幹部に深い感情を抱いています」と語った。彼は更に全省が「執政の重点は基層にあり、仕事の力点を基層に傾注させ、基層へ思いやりを伝える」ことを要求している。

 浙江省各地に習近平の業績が残されていて、彼の深く厚い友情が残されている。習近平はかつて「私は浙江省で6年仕事をし、ほとんどすべての市、県(市・区)を飛び回り、多くの郷鎮、街道、社区、農村に赴き、多くの企業や学校を飛び回りました」と懐かしそうに語っている。

 

 

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