中国画報—中国郷村の振興の道

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中国郷村の振興の道

2018-03-02      文=李国祥    

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 中国共産党第19回全国代表大会で初めて郷村振興戦略が提出された後、中央経済工作会議は郷村振興戦略の実施を重点業務として手配し、中央農村工作会議は郷村振興戦略に焦点を当て、システマティックな郷村振興戦略実施の目標任務、原則、手段と重要な措置を打ち出した。中国郷村振興という大きな幕が徐々に開き、古い中国の郷村は新時代の新しい盛んな生気を発することだろう。

 

「三農」問題の解決が根本的目標

中国の現代化の推進にしたがって、農業・農村はたえず発展し、農民の生産・生活条件は持続的に改善した。中国共産党第18回全国代表大会以来、中国の農業発展は新たな段階へとあがり、食糧生産能力は安定的に6億トンを超えるようになった。新型農業経営主体はたえず成長し、農村の新産業・新業態も盛んに発展した。都市と農村住民の収入格差は持続的にたえず縮小する情勢を見せている。脱貧困の効果は著しく、農村の絶対貧困人口は減少している。農村のインフラ建設はグレードアップし、基本的社会サービスは著しく改善し、都市と農村の発展の一体化という新構造が初歩的に形成された。

三農(農業農村農民)の姿が積極的な変化を遂げるのを喜ぶと当時に、中国農業・農村の発展はやはり相対的に立ち遅れていることも知っておかねばならない。主に農業競争力が弱いという問題が目立ち、農産物の質は人民の生活レベルの向上による需要を満足させることができない。農業のエコ機能は充分に発揮できていない。農業資源の過度な利用は持続可能な農業発展に難題を突き付ける。農業の効率向上の難度は大きくなるばかりだ。

「三農」問題は中国経済社会の発展のアンバランスと不充分を反映しており、新時代の中国の特色ある社会主義の主要な問題となっている。

郷村振興戦略の実施は、農業・農村の優先発展を堅持し、産業を盛り立て、エコで住みやすい村、郷風文明、効果的ガバナンス、豊かな生活という全体要求により、城郷融合発展体制メカニズムと政策システムを打ち立て、健全化し、改革手段と措置を強化し、体制メカニズムの障害となるものを打破し、活力・要素・市場を活性化し、根本から中国の「三農」問題を解決して、農業を希望のある産業、農民を吸引力のある職業とし、農村で安定的に暮らすことのできる美しい故郷をつくりあげる。

郷村振興戦略を実施すれば、産業の隆盛が農業効果を顕著に向上させ、農業の国際競争力をさらに強くするだろう。農村の第一、第二、第三産業をさらに融合的に発展させ、経済をさらに繁栄させる。居住にふさわしい、郷風文明と効果的なガバナンスで郷村をさらに美しくし、さらに吸引力を持たせ、市場の優れた資源要素を農村へ流動させる。豊かな生活は農民の収入増加の手段がさらに多様化することを意味し、さらに多くの達成感、幸福感、安全感を得ることができ、生活レベルがより高くなり、農民が充分に中国の特色ある社会主義の現代の成果を得ることができる。

 

タイムテーブルとロードマップ

中国共産党第19回全国代表大会が郷村振興戦略を提出して以来、中央から地方まで、中国各級政府は郷村振興戦略計画の制定を急いでいる。郷村振興戦略計画を通じて、中央は郷村振興戦略実施の行動案と政策措置を発表し、地方は郷村振興戦略実施の具体案と措置を出すだろう。中央農村工作会議は郷村振興計画のリードを強化し、国家郷村振興戦略計画の制定、若干の重大プロジェクト、重大計画、重大行動の手配を提出した。

中国郷村振興戦略目標任務は国家の「二つの百年」奮闘目標と完全に合致する。中国共産党第19回全国代表大会報告は2020年までに小康社会(ややゆとりのある社会)の勝負を決する段階に全面的に突入し、2035年までに基本的に現代化を実現し、2050年までに現代化強国を全面的に作り上げると指摘した。これらの重要な時間の節目に基づいて、中央農村工作会議は2020年までに郷村振興は重要な進展を得て、制度の枠組と政策システムを基本的につくりあげ、2035年までに郷村振興は決定的な進展を得て、農業・農村の現代化が基本的に実現し、2050年までに郷村を全面的に振興させ、農業を強くし、農村を美しくし、農民が裕福になることを全面的に実現させることを提起している。

 

制度的保障がカギ

2018年、中央農村工作会議は中国共産党の各級の党委員会と政府が工業・農業の発展を共に実施することを支持し市と農村の発展を共に実施することを堅持し、公共財政の投入において優先的に保障し、公共サービスにおいて優先的に配置することを提出した。国家が出す一連の郷村振興の制度的配置は郷村振興のカギとなるだろう。

中国は郷村振興戦略を実施し、農村土地制度改革をいっそう推進する。土地所有権、請負権と経営権の分置を実行し、請負地の「三」分置方法を完全なものとし、請負権を安定させ、第二土地請負を満期後30年間延長する

郷村振興戦略を実施する際に、新産業・新業態と基本的建設用地の獲得難に対して、中国は体制・メカニズムの障害を取り除き、耕地占用補償均衡管理方法を改善し、郷村振興戦略の実施が必要とする合理的な土地供給を優先的な位置に置いて、用地指標の保証を優先させる。

新型農業経営主体は郷村産業を発展させる過程でぶつかる融資という難題に対して、中国は農業・農村的特徴に合致した農村金融システムを健全化し、金融サービスの形式のイノベーションを強化し、郷村振興のための金融サービス能力とレベルを向上させる。

農業補助制度改革を深化する過程で、農業の適度な規模での経営に対する補助金を政策的な農業担保システムの建設に用いることへの支持に重点をおく。郷村振興戦略の実施が直面する資金不足の問題を解決する農村金融信用システム建設を強化すると同時に、郷村産業発展の融資・抵当の担保範囲を拡大し、金融部門が農業施設・設備を抵当にしたローンと生産注文書融資を行うことを支持する。

農業保険改革を深化し、積極的に政策的な農業保険を発展させ、自然災害、新技術応用と市場価格変動などの主なリスク源の農業保険範囲を拡大し、全ての農業生産コストを補償する保険補償レベルを向上させ、新型農業経営主体と適度な規模による経営の持続的発展を促進する

郷村振興戦略を実施し、財政補助政策を改革・整備し、さらに構造調整、資源環境保護と科学技術研究開発などへの支持を重要視する。食糧生産機能区、重要農産物生産保護区の利益補償メカニズム建立を模索する。食糧の買い付け備蓄制度と価格メカニズム改革を深化し、市場への直接的な関与を減少させ、生産者の合理的収益を保護する。

郷村振興戦略は一段と都市と農村の融合発展を速め、都市・農村一体化と相互融合のインフラを整えて、都市と農村間と農村地区間の社会基本サービス格差を縮小させ、そして最後には格差が解消するだろう

 

(本文作者の李国祥は中国社会科学院農村発展研究所の研究員)

 

 

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中国郷村の振興の道

2018-03-02      文=李国祥      

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 中国共産党第19回全国代表大会で初めて郷村振興戦略が提出された後、中央経済工作会議は郷村振興戦略の実施を重点業務として手配し、中央農村工作会議は郷村振興戦略に焦点を当て、システマティックな郷村振興戦略実施の目標任務、原則、手段と重要な措置を打ち出した。中国郷村振興という大きな幕が徐々に開き、古い中国の郷村は新時代の新しい盛んな生気を発することだろう。

 

「三農」問題の解決が根本的目標

中国の現代化の推進にしたがって、農業・農村はたえず発展し、農民の生産・生活条件は持続的に改善した。中国共産党第18回全国代表大会以来、中国の農業発展は新たな段階へとあがり、食糧生産能力は安定的に6億トンを超えるようになった。新型農業経営主体はたえず成長し、農村の新産業・新業態も盛んに発展した。都市と農村住民の収入格差は持続的にたえず縮小する情勢を見せている。脱貧困の効果は著しく、農村の絶対貧困人口は減少している。農村のインフラ建設はグレードアップし、基本的社会サービスは著しく改善し、都市と農村の発展の一体化という新構造が初歩的に形成された。

三農(農業農村農民)の姿が積極的な変化を遂げるのを喜ぶと当時に、中国農業・農村の発展はやはり相対的に立ち遅れていることも知っておかねばならない。主に農業競争力が弱いという問題が目立ち、農産物の質は人民の生活レベルの向上による需要を満足させることができない。農業のエコ機能は充分に発揮できていない。農業資源の過度な利用は持続可能な農業発展に難題を突き付ける。農業の効率向上の難度は大きくなるばかりだ。

「三農」問題は中国経済社会の発展のアンバランスと不充分を反映しており、新時代の中国の特色ある社会主義の主要な問題となっている。

郷村振興戦略の実施は、農業・農村の優先発展を堅持し、産業を盛り立て、エコで住みやすい村、郷風文明、効果的ガバナンス、豊かな生活という全体要求により、城郷融合発展体制メカニズムと政策システムを打ち立て、健全化し、改革手段と措置を強化し、体制メカニズムの障害となるものを打破し、活力・要素・市場を活性化し、根本から中国の「三農」問題を解決して、農業を希望のある産業、農民を吸引力のある職業とし、農村で安定的に暮らすことのできる美しい故郷をつくりあげる。

郷村振興戦略を実施すれば、産業の隆盛が農業効果を顕著に向上させ、農業の国際競争力をさらに強くするだろう。農村の第一、第二、第三産業をさらに融合的に発展させ、経済をさらに繁栄させる。居住にふさわしい、郷風文明と効果的なガバナンスで郷村をさらに美しくし、さらに吸引力を持たせ、市場の優れた資源要素を農村へ流動させる。豊かな生活は農民の収入増加の手段がさらに多様化することを意味し、さらに多くの達成感、幸福感、安全感を得ることができ、生活レベルがより高くなり、農民が充分に中国の特色ある社会主義の現代の成果を得ることができる。

 

タイムテーブルとロードマップ

中国共産党第19回全国代表大会が郷村振興戦略を提出して以来、中央から地方まで、中国各級政府は郷村振興戦略計画の制定を急いでいる。郷村振興戦略計画を通じて、中央は郷村振興戦略実施の行動案と政策措置を発表し、地方は郷村振興戦略実施の具体案と措置を出すだろう。中央農村工作会議は郷村振興計画のリードを強化し、国家郷村振興戦略計画の制定、若干の重大プロジェクト、重大計画、重大行動の手配を提出した。

中国郷村振興戦略目標任務は国家の「二つの百年」奮闘目標と完全に合致する。中国共産党第19回全国代表大会報告は2020年までに小康社会(ややゆとりのある社会)の勝負を決する段階に全面的に突入し、2035年までに基本的に現代化を実現し、2050年までに現代化強国を全面的に作り上げると指摘した。これらの重要な時間の節目に基づいて、中央農村工作会議は2020年までに郷村振興は重要な進展を得て、制度の枠組と政策システムを基本的につくりあげ、2035年までに郷村振興は決定的な進展を得て、農業・農村の現代化が基本的に実現し、2050年までに郷村を全面的に振興させ、農業を強くし、農村を美しくし、農民が裕福になることを全面的に実現させることを提起している。

 

制度的保障がカギ

2018年、中央農村工作会議は中国共産党の各級の党委員会と政府が工業・農業の発展を共に実施することを支持し市と農村の発展を共に実施することを堅持し、公共財政の投入において優先的に保障し、公共サービスにおいて優先的に配置することを提出した。国家が出す一連の郷村振興の制度的配置は郷村振興のカギとなるだろう。

中国は郷村振興戦略を実施し、農村土地制度改革をいっそう推進する。土地所有権、請負権と経営権の分置を実行し、請負地の「三」分置方法を完全なものとし、請負権を安定させ、第二土地請負を満期後30年間延長する

郷村振興戦略を実施する際に、新産業・新業態と基本的建設用地の獲得難に対して、中国は体制・メカニズムの障害を取り除き、耕地占用補償均衡管理方法を改善し、郷村振興戦略の実施が必要とする合理的な土地供給を優先的な位置に置いて、用地指標の保証を優先させる。

新型農業経営主体は郷村産業を発展させる過程でぶつかる融資という難題に対して、中国は農業・農村的特徴に合致した農村金融システムを健全化し、金融サービスの形式のイノベーションを強化し、郷村振興のための金融サービス能力とレベルを向上させる。

農業補助制度改革を深化する過程で、農業の適度な規模での経営に対する補助金を政策的な農業担保システムの建設に用いることへの支持に重点をおく。郷村振興戦略の実施が直面する資金不足の問題を解決する農村金融信用システム建設を強化すると同時に、郷村産業発展の融資・抵当の担保範囲を拡大し、金融部門が農業施設・設備を抵当にしたローンと生産注文書融資を行うことを支持する。

農業保険改革を深化し、積極的に政策的な農業保険を発展させ、自然災害、新技術応用と市場価格変動などの主なリスク源の農業保険範囲を拡大し、全ての農業生産コストを補償する保険補償レベルを向上させ、新型農業経営主体と適度な規模による経営の持続的発展を促進する

郷村振興戦略を実施し、財政補助政策を改革・整備し、さらに構造調整、資源環境保護と科学技術研究開発などへの支持を重要視する。食糧生産機能区、重要農産物生産保護区の利益補償メカニズム建立を模索する。食糧の買い付け備蓄制度と価格メカニズム改革を深化し、市場への直接的な関与を減少させ、生産者の合理的収益を保護する。

郷村振興戦略は一段と都市と農村の融合発展を速め、都市・農村一体化と相互融合のインフラを整えて、都市と農村間と農村地区間の社会基本サービス格差を縮小させ、そして最後には格差が解消するだろう

 

(本文作者の李国祥は中国社会科学院農村発展研究所の研究員)

 

 


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