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戴俊彪 「生命コード」の編纂者

2017-08-28      張雪=文

 

                                               戴俊彪氏 

 

 20173月、世界トップクラスの学術誌『サイエンス』のカバーストーリーとして、天津大学・清華大学、華大遺伝子グループがそれぞれ4本の真核生物の出芽酵母染色体をゼロから設計し、科学合成を成し遂げたという中国の科学者の研究が掲載された。これは原核生物の合成に次ぐ画期的な成果であり、人類が「生命の設計、生命の再生、生命のゼロからの構築」という新たな次元を切り開くものであった。

 このプロジェクト(酵母ゲノム合成プロジェクト、Sc2.0)は米国のジェフ・ポエックが提唱し、米国、中国、フランス、オーストラリア・シンガポールなどの研究機関が協力して行っているもので、出芽酵母の16本すべての染色体を設計・合成しようとする計画である。現在、すでに完成したもの6本のうち4本は、中国チームが完成させたものである。

 清華大学生命科学学院の戴俊彪特別副研究員と彼の率いるチームはそのうち最長の12号染色体のゼロからの設計と科学合成を担当した。

 

国際科学研究における中国の力

 今年7月、清華大学生命科学学院の実験室で戴俊彪はインタビューを受けた。

 今年43歳の戴俊彪は江蘇省生まれで、南京大学と清華大学で学部と修士課程を終了した後、米国のアイオワ大学で博士号をとり、のちにまたポスドクとしてジョンズ・ホプキンズ大学薬学部で研究を続け、当大学の医学部が出しているアルバート・レインガー研究賞を受賞した。出芽酵素プロジェクトとの縁はアメリカにいる時に始まり、彼がアメリカで研究していたときの指導教官が後のプロジェクトリーダー、ジェフ・ポエックだった。「2006年に私が課題チームに入ったとき、このプロジェクトについての討議が始まったばかりでした。5年後、私は彼の実験室で1本目の出芽酵母染色体の合成に参加しました」と、戴俊彪は語る。

 またその年、ジョン・ホプキンズ大学でポスドク研究を終えた戴俊彪は、中国の第一回「青年千人計画」の学者となり、母校の清華大学の要請を受けて帰国し、自分の実験室を持つことになった。


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