中国画報—北大荒を飛ぶ——ドローンを操縦する新世代の農民

現在位置  : ホーム >> 社会生活 >> テキスト

北大荒を飛ぶ——ドローンを操縦する新世代の農民

2018-11-05      文=李卓希    

  • VCG111160741990.jpg

    農家のお助けドローン

  • VCG111160741938.jpg

    農家のお助けドローン

  • VCG111155801091.jpg

    農家のお助けドローン

< >

北大荒は中国黒竜江省にある広大な開墾農地である。1950年代、数万人の退役軍人、知識青年、革命幹部らがやってきて、ここで大規模な開墾を行い、過去には無人だった「北大荒」を、中国でも現代化レベルが最高の、商品率が最も高い食糧生産基地とした。

ここ数年、ここでは「農業用ドローン操縦」という新職業が出現している。

 

農家のお助けドローン 

改革開放以来、中国の都市化は高速に進展し、ここ数年、熟練工の給与も2倍にはね上がっている。そうであっても、農繁期になると働き手が足りない。3年前、自動的に農薬を散布する農業用ドローンが北大荒の田畑に現れた。

黒竜江省宝清県出身の趙礼清さんは農民家庭に生まれ育ち、若いころは県都で働いていたものの、国が一連の農民優遇政策を行った後、彼は職場を離れ、黒い大地に戻って、農業を始めた。今や、彼は26ヘクタールあまりの土地を請け負って、水稲栽培を行っている。

2年前、趙さんは78人を雇って、一週間をかけて農薬を散布していた。しかし今や農業用ドローンがあるため、農薬散布はほぼ半日しかかからない。

田植えと収穫も完全に機械化を実現し、趙さんは毎年80万元の所得を得ている。

 

農業用ドローンの操縦士 

26歳のプロのドローン操縦士である張博さんはあぜ道に坐り、コントローラを手にして、上手にドローンを操縦して農薬を散布している。

2017年以前、彼は天津に住んでいて、電子ゲームの生中継に従事し、微博(ウェイボー)」における有名人であった。彼の故郷は黒竜江省綏濱県で、農機具販売をしていた。2017年、父は彼と相談してドローンを購入し、すると、彼は故郷に戻って農業用ドローンの操縦技術を学び始めた。

綏濱県付近にある同江県に李丹という女性農業用ドローン操縦士がいる。彼女は以前、ハルビンのホテル管理に従事していた。家族の紹介によると、彼女はドローン操縦技術を学び始め、そして8万元を費やして関連設備を購入した。彼女は朝3時から夜9時まで、ドローンを操縦して農薬を散布し、毎日46ヘクタールの農薬散布作業を行っている。彼女の家には20ヘクタールの畑があるが、彼女は来年さらに多くの面積の畑を借りて、規模を拡大する予定である。

 

スマート農業を始めるための「金の鍵」

情報化時代に成長した「8090後」(19801990年代に生まれた世代)にとって、ドローンのようなスマート化された現代科学技術は自然な吸引力を持っている。スマート農業、ビッグデータなどに対しても敏感で、一部の若いドローン操縦士は、ドローンによって自分の農業総合サービスプラットフォームを打ち立てている。これらの総合的農業サービスプラットフォームは、そのハイテク属性相当な収入が期待できるため、若者にとって極めて大きな吸引力を持っている。

1993年生まれの王峰さんは3年前に大学を卒業した後、故郷の黒竜江に戻り、父が設立した農業用品販売会社に入った。飛行機が大好きだった彼は、農業用ドローンサービスグループを設立し、農業ビッグデータをもつくりあげて、農家のためにきわめて正確な農業情報サービスを提供している。会社には40人あまりの社員がいるが、大部分が地元農村の「8090後」の若者である。

2016年、中国の農業用ドローンの台数は約6000あまりで、2017年には1万台にも達した。2017年、中国農業部・政部・民用航空局は連合して中国の6つの省・市で農業用ドローンへの補助金支給テストを行うと発表した。間もなく、農業用ドローンは急速な成長期を迎えるだろう。さらに重要なのは、多くの若者が農業という分野に入ることで、一段とスマート農業への模索が進むことである

 

 

<

>

北大荒を飛ぶ——ドローンを操縦する新世代の農民

2018-11-05      文=李卓希      

  • VCG111160741990.jpg

    農家のお助けドローン

  • VCG111160741938.jpg

    農家のお助けドローン

  • VCG111155801091.jpg

    農家のお助けドローン

北大荒は中国黒竜江省にある広大な開墾農地である。1950年代、数万人の退役軍人、知識青年、革命幹部らがやってきて、ここで大規模な開墾を行い、過去には無人だった「北大荒」を、中国でも現代化レベルが最高の、商品率が最も高い食糧生産基地とした。

ここ数年、ここでは「農業用ドローン操縦」という新職業が出現している。

 

農家のお助けドローン 

改革開放以来、中国の都市化は高速に進展し、ここ数年、熟練工の給与も2倍にはね上がっている。そうであっても、農繁期になると働き手が足りない。3年前、自動的に農薬を散布する農業用ドローンが北大荒の田畑に現れた。

黒竜江省宝清県出身の趙礼清さんは農民家庭に生まれ育ち、若いころは県都で働いていたものの、国が一連の農民優遇政策を行った後、彼は職場を離れ、黒い大地に戻って、農業を始めた。今や、彼は26ヘクタールあまりの土地を請け負って、水稲栽培を行っている。

2年前、趙さんは78人を雇って、一週間をかけて農薬を散布していた。しかし今や農業用ドローンがあるため、農薬散布はほぼ半日しかかからない。

田植えと収穫も完全に機械化を実現し、趙さんは毎年80万元の所得を得ている。

 

農業用ドローンの操縦士 

26歳のプロのドローン操縦士である張博さんはあぜ道に坐り、コントローラを手にして、上手にドローンを操縦して農薬を散布している。

2017年以前、彼は天津に住んでいて、電子ゲームの生中継に従事し、微博(ウェイボー)」における有名人であった。彼の故郷は黒竜江省綏濱県で、農機具販売をしていた。2017年、父は彼と相談してドローンを購入し、すると、彼は故郷に戻って農業用ドローンの操縦技術を学び始めた。

綏濱県付近にある同江県に李丹という女性農業用ドローン操縦士がいる。彼女は以前、ハルビンのホテル管理に従事していた。家族の紹介によると、彼女はドローン操縦技術を学び始め、そして8万元を費やして関連設備を購入した。彼女は朝3時から夜9時まで、ドローンを操縦して農薬を散布し、毎日46ヘクタールの農薬散布作業を行っている。彼女の家には20ヘクタールの畑があるが、彼女は来年さらに多くの面積の畑を借りて、規模を拡大する予定である。

 

スマート農業を始めるための「金の鍵」

情報化時代に成長した「8090後」(19801990年代に生まれた世代)にとって、ドローンのようなスマート化された現代科学技術は自然な吸引力を持っている。スマート農業、ビッグデータなどに対しても敏感で、一部の若いドローン操縦士は、ドローンによって自分の農業総合サービスプラットフォームを打ち立てている。これらの総合的農業サービスプラットフォームは、そのハイテク属性相当な収入が期待できるため、若者にとって極めて大きな吸引力を持っている。

1993年生まれの王峰さんは3年前に大学を卒業した後、故郷の黒竜江に戻り、父が設立した農業用品販売会社に入った。飛行機が大好きだった彼は、農業用ドローンサービスグループを設立し、農業ビッグデータをもつくりあげて、農家のためにきわめて正確な農業情報サービスを提供している。会社には40人あまりの社員がいるが、大部分が地元農村の「8090後」の若者である。

2016年、中国の農業用ドローンの台数は約6000あまりで、2017年には1万台にも達した。2017年、中国農業部・政部・民用航空局は連合して中国の6つの省・市で農業用ドローンへの補助金支給テストを行うと発表した。間もなく、農業用ドローンは急速な成長期を迎えるだろう。さらに重要なのは、多くの若者が農業という分野に入ることで、一段とスマート農業への模索が進むことである

 

 


中国专题图库