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ココシリのパトロール隊

2017-08-29      文=肖歓歓

 
 

              ココシリ                                                     カモシカ


201777日、ユネスコの第41回世界遺産委員会は中国青海省のココシリ(可可西里)を世界自然遺産リストに登録することを決定した。ココシリは「青色の峠」という意味のモンゴル語で、「美しい少女」という意味の別名も持つ。青海省西北部、青海・チベット高原の奥地に位置し、総面積450万ヘクタールで、世界三大無人地域の一つである。ここは青海チベット高原で最も密集した湖、数万平方キロメートルの荒野と野生動物、高山と氷河を擁する。

39歳のソナムゲライはココシリ五道梁保護ステーションのステーション長であり、ココシリパトロール隊の40人あまりのメンバーの一人でもある。世界自然遺産への登録は数世代のココシリ人の夢であった。20年にわたって、ココシリパトロール隊は海抜5000メートルの寒冷地帯の風の中で食事し、草をしとねにして、密猟を取り締まり、野生動物を保護して来た。

 

効果をあげる密猟取り締まり

20141015日、青海省は世界自然遺産登録申請に取り組み始め、生物多様性、地質、水利、気象、美学などの専門家からなるココシリ世界自然遺産申請専門家チームを成立させた。一年あまりにわたる努力のすえ、20161月、ココシリはついに中国を代表して世界自然遺産への申請資格を獲得した。

この間、世界自然保護連盟 (IUCN)はココシリの実地考察を行い、ソナムゲライもそれに付き添った。

世界自然保護連盟の評価報告によると、ココシリで発見された高級植物の三分の一以上は青海チベット高原特有のものであり、これらの植物により生存するあらゆる草食哺乳動物も同様に青海・チベット高原の特有のものであった。

ソナムゲライはふだん無口だが、ココシリを語り始めると、彼の話題は尽きない。「ココシリでは12年もの間密猟の銃声が聞こえていません。それは私たちが命と引き替えに手に入れたものです」。今、ココシリのカモシカは6万頭で、1997年の2万頭より大幅に増えている。チベットの野生ロバは2万頭余りで、野生のヤクは1万頭に達する。


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