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前門、600年の歴史を感じるクリエイティブ空間

12軒の老舗で賑わう

   新たになった前門大街が公開されると、それを体験しようと多くの人がやってきた。朝7時、門を開けたばかりの「都一処」シュウマイ店に長い列ができた。8時からの営業開始なのに、気の早い人がすでにメニューを手にもち、料理を頼んでいる。新しい店は約40人ほどで満員になるため、列を作って並ぶ客の手には整理番号札が握り締められている。午前10時には、門前には百人ちかくが列をなし、朝ごはんがいつの間にか昼ごはんになったという感じである。「一条竜」羊肉館の門前にも人が群がり、辮髪のカツラをかぶり、昔風の服を着た店員が、しばらくしてからまた来るようにと叫んでいる。早朝なので、改装で一新した北京ダックの老舗「全聚徳」はまだ開店していないが、すでにその門前は人で賑わっている。みんなガラス窓から新しくなった「全聚徳」の店内を覗き込んでいるのだ。

   前門大街が修復された後、開業した12軒の老舗のほかに、すでに80軒あまりの店がリース契約書にサインしており、それは商業街のリース総面積の75%を占めている。多くの世界的有名ブランドが前門大街に進出する予定で、そして前門大街の全体の景観にあわせてデザインされる。今後前門大街に進出を予定している民族ブランド(香港•マカオ•台湾を含む)と国際ブランドに対して、管理部門は市場化運営メカニズムに基づき、街全体の商業的配置、消費特徴などによって、商業の繁栄、街の機能向上に有利となるという原則で企業誘致を行っている。

横並び商業経営からの脱出

   ここ数年、北京に新興商業ゾーンが次々と生まれるにしたがい、前門大街は徐々に中心的な商業ゾーンから遠ざかっている。今回の前門大街大改造は、前門大街の最盛期の繁栄を取り戻そうとする試みである。ところが、中国の商業街の開発はいまだかつてないピーク期を迎えている。新しい前門大街は、昔の繁栄を復活させられるか、どこも同じような町並みになるという、「同質化競争」を避けられるかどうかという、大きな試練に直面している。この問題に対して、崇文区の李暁光党委員会書記は、このように報道陣に未来の前門商業歩行街の姿を描写した。「前門大街は建築のうえでは伝統を継承しましたが、商業形態においては中国と西洋の融合を図っており、中国の伝統的な老舗もあれば、世界的な有名ブランドもあります。」どうやら、新しい前門大街は商業形態において、現代的感覚に富んでいるようだ。

   崇文区が実施した前門大街の企業誘致計画の中でも、全国各地の民族的特色をもつ商業ブランドと老舗の誘致は、重要な内容だった。前門大街の両側の商業店舗の建築面積は6万6000平方メートルで、有名ブランド180社を誘致し、主に飲食、小売、サービス業の誘致を行う計画だと、北京天街置業発展有限公司の田耘董事長は明らかにした。現在、企業誘致は天街置業発展有限公司とSOHO中国の協力によって行われている。もとの12軒の老舗が全部戻ってくるほか、瑞蚨祥、尚珍閣、呉裕泰、内聯昇、周大福なども加わった。このほかにも、アップル、スターバックス、ロレックス、ナイキなど20社あまりの世界有名ブランドがリース契約書にサインし、前門大街への進出を決めた。

   新しい前門大街はどのようにしてこのような短時間で人気を集めたのか? この疑問に対して、天街置業発展有限公司の田耘董事長はこう答えた。「新前門大街はハード施設の機能がハイスピードでレベルアップし、市レベルのショッピングストリートとなる基礎が築かれました。さらに今後の商業展開過程で、この商業区に北京の歴史的な意義が注ぎ込まれ、商業と人文的な事柄が有機的に結合し、両者のバランスを保たれることが、未来の前門大街の持続的発展の原動力となるでしょう。」

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