| 中国画報の購読 |



中国の造船の年間生産量は1982年の世界第17位から、1994年の世界第三位まで上がり、今まで14年連続して同様のレベルを保持している。2007年、中国の造船の完成量が世界に占める市場シェアは初めて22.2%に達した。新たに受け取った船舶の発注は世界2位を占め、日本•ヨーロッパと他の国の合計シェアを超えた。中国の船舶は世界のトップを占める9の海運大国など60余りの国や地域に売られ、船舶の載貨重量トン数は1万トン級から30万トン級まで増えた。
世界の大国の経済発展を俯瞰すると、海運の発達と関係しないものはない。「中国は10回連続してIMO(国際海事機関)の理事国にも当選し、世界の海運発展の主な推進力となりました」と、中国交通運輸部の徐祖遠副部長は語る。
中国の海運載貨重量が1億トン以上を超える
統計によると、改革?開放から30年がたち、中国の海運規模も改革初期の1600万トンあまり世界40数位から、2007年末の1億1900万トン、世界第四位に上がった。
港湾の貨物取扱量は5年連続して世界首位に
徐祖遠によると、2008年7月、中国の港湾の貨物取扱量、コンテナ取扱量は5年連続して世界首位となり、コンテナ取扱量は2007年に初めて1億個を超えた。 港湾の貨物取扱量は23倍、港湾の対外貿易の貨物取扱量は37倍に増えた。それと同時に、中国のコンテナ運輸業は猛スピードで発展してきた。主なコンテナ港湾は世界の先進国レベルに達し、積卸効率は世界記録を数度も更新した。
中国海運業は対外貿易運輸量の93%を負担し、全国の港湾では輸入された鉄鉱石の99%、原油の95%が荷揚げされた。1日当たり28万個のコンテナ、百万トンの輸入鉄鉱石、40万トンの輸入原油が中国の港湾に輸送されている。中国の長さ1万8000キロの海岸線において、船舶運輸と港湾作業が今ほど忙しいことはいまだかつてなかっただろう。巨大な市場の潜在力が世界の船主に広い空間を提供する
中国の改革•開放政策が実施されて30年、その経済発展に伴い、中国海運業は世界にも注目される成果をあげた。中国は世界の海運業界での地位が顕著に向上し、今の国際海運会議では、「中国要因」は出現頻度の最も高いキーワードとなっていると、徐祖遠は語る。
中国の経済•社会の発展の成果は世界中に注目されている。世界経済と国際海運の発展に強大な動力を提供した。未来を展望すれば、中国の外国向け経済と対外貿易の持続的で快速な発展は、国際海運業界に更に多くの発展チャンスをもたらし、中国市場の巨大な潜在力は、世界の船主に更に広い空間を提供し続けるだろうと、徐祖遠は指摘する。
2010年には造船の総容積トン数は2300万トンに
関係情報によると、中国は造船能力のさらなるアップを図るために発展の青写真を作った。2010年までに中国の造船総容積トン数は2300万トンに、2015年までには2800万トンに達する見込みである。
目下、中国の造船量は驚人的な勢いで増加し、強い影響力を持つ世界の造船大国となっている。中国の船舶はギリシア、ノルウェー、ドイツ、アメリカ、イギリスなどの世界上位9か国の海運大国を含む60あまりの国•地域へ売られていく。「中国製」の船舶は世界市場で広く認められている。昨年、中国の造船業は積貨重量計9845万トンの発注を受け取り、それは前年同期比132%増で、韓国より多く、世界一に躍り出た。これまでに中国が受け取った船舶の発注は国際市場の半分近くのシェアを占めるようになった。
1950~60年代から、世界の造船業の中心は、先進工業国家から新しく発展してきた工業国家へと、何度も転換を繰り返している。現在、日本•韓国はやはり世界の造船大国であるが、世界の造船業の中心はすでに中国へ移動しているといえよう。
造船•遠距離運輸業への挑戦
「中国造船業は最も活力を持つ成長期後期にある」と関係専門家は指摘する。全世界の造船市場の持続的な発展は、造船業界の人々を興奮させている。中国政府は中国の造船業の発展推進に尽力し、政策を制定し、『中国造船業の中•長期発展計画』を発表した。そして渤海湾•長江河口•珠江河口の三大造船基地の建設に力を集中させる集団化発展を重点とする方策を提出した。それと同時に、中国造船業は今後、生産力過剰、コストの急上昇などのいくつもの問題に直面するだろうと数人の専門家は指摘する。中国の累積発注数量と金額は大きく、2009年までの生産スケジュールはすでにいっぱいで、新しく受け取った発注は2011年にようやく完成する予定である。人民元の上昇は中国の造船企業の利潤をひそかに侵食する。中国政府は発展の中にひそかに生まれているこれらのリスクに気づいており、政策を提出して造船業に方向的な指導を与え、生産能力の重複と浪費を避けると同時に、造船業を市場経済の中に投入し、民間の造船業への投資を奨励し、市場的手段により供給と需要を調節して、過剰を防止しようとしている。
遠距離運輸の方面では、盲目的な発展を避け、中国政府が国家が必要としている方面への発展へ企業を引導しようとしている。中国は国家の原油需要を満たすため運輸船隊をもつべきだと、中国交通部水上運輸司の関係者は明言した。中国政府は国内のタンカー会社が大型タンカーの製造を発注するのを奨励し、国内の日増しに増える原油運輸需要を満足させるため、遠距離原油運輸業の発展に力を入れている。現在、中国は毎年億トンにものぼる輸入石油を主に外国のタンカー会社の運輸に頼っている。このような状況は中国経済の発展を制約し、国家の安全に不利となる。中国の遠距離運輸の近期的発展の重点は、すでにこのように明確に描かれている。