| 中国画報の購読 |



記者:今回の金融危機に対して、われわれはなにをすべきだと思いますか?
王副会長:政府はすでに多くの措置を採っています。今年の「両会(全国人民代表大会・政治協商大会のこと)」の政府活動報告では、輸出税還付政策と紡績産業振興政策について触れています。しかしこれも焼け石に水で、問題の解決まではまだほど遠い状態です。しかし、昨年第4四半期の急激な降下を抑制することができました。昨年の第4四半期は、人民元の切り上げ、生産原料の値上げ、金融危機などのすべてのマイナス要素の影響を受けて、急激な降下となり、人々を心配させました。今年の初めには、金融危機による輸出不足がわが国の紡績業に巨大なプレッシャーをもたらしました。内需から言うと、証券、不動産、自動車市場の衰退が、同様に消費者の自信を崩しました。成長を守り、内需を拡張する国家政策の登場にしたがって、内需市場は次第に安定するはずです。しかし、具体的にいつ回復するかは、この半年の様子を見なければ分かりません。今年の下半期には、はっきりと見えるでしょう。現在、私は降下は抑制されたとしか言えません。
記者:2009年4月1日に再び一部の紡績品・アパレルなど六大業界の輸出税還付率が引き上げられました。輸出税還付は、紡績業界を救えると思っていらっしゃいますか?
王副会長:輸出税還付について、私は2つのことが言えます。一つは、輸出税還付率の引き上げは国際的慣例となっているということで、もう一つは、輸出税還付は確実に企業の苦境を緩和することができるということです。しかし、それよりもわれわれの市場が影響を受けている金融危機がもっとも重要な問題なのです。逆にいえば、国際市場がなければ、輸出税還付にどんな意味があるでしょうか。市場がなければ税金の還付もなくなります。昨年に比べると、輸出税還付額の調整により企業の苦境は和らぎましたが、紡績業界全体が蘇ったわけではありません。業界のもっとも大きな問題は市場のニーズの問題で、市場の衰退より怖いものはありません。
記者:紡績業の工場はほとんど中小企業ですが、それらの生存状況はいかがでしょうか?
王副会長:この問題はまだ根本的に解決されていません。ある資料には中小企業の貸付金が増えたと書いてありますが、私の情報によると、実際の状況は依然として厳しいです。これは今日明日の問題ではなく、金融危機の前から融資難の問題はすでにありました。金融危機の下で、この問題はより目立つようになっただけです。われわれの調査によると、企業の目下の問題は、資金の調達、税金の支払い、生産コストの上昇という順序となります。長い目で見ると、生産コストの上昇は、企業自身で解決できることですが、その前の二つの問題の解決には、政府の力が必要とされています。
記者:貿易障壁をどう見ていらっしゃいますか?
王副会長:金融危機は確実に各国の保護貿易主義を蘇えらせており、これは事実です。しかし、保護貿易主義は突如出てきたものではなく、紡績業界には技術障壁、環境障壁などがありました。これらの事情はわれわれにとって避けようにも避けられない問題です。この問題について、われわれ協会は、社会責任、知的所有権などを含む国際的に通用する環境技術基準を守らなければなりません。もう一方で、合理的でない貿易障壁に対して、正当な手段によって解決し、国際的慣例にのっとり交渉を行います。