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中国西部の陽関へ来た、出稼ぎ綿摘み労働者
文と写真  周 超

労働の成果

昼間の綿畑は静かだが、夕方の綿貯蔵場は賑やかだ。大きく平らな空き地は摘んだ綿のチェックを受ける場所である。綿農家のチェックを受ける前、綿摘み労働者は自分で摘んだ綿のチェックをし、その中の不純物を取り除く。一日の労働の終わりというわけではまだないが、綿摘み労働者の一日で最も楽しい時である。

「綿のチェックだけでも少なくとも1時間かかります」。38歳の甘粛臨沢県の綿摘み労働者王平亜はそれを語っているとき、一日の疲れをまったく感じさせなかった。今日彼は妻と160キロ余を摘み、160元ほどを稼いだ。

綿摘み労働者が自分でチェックしてから、綿農家がチェックし、はかりで計って、記帳する。綿摘み労働者たちは大声でしゃべったり笑ったりしている。今日の収入を計算し、自分の最近の、あるいはほかの人の労働量と比べる。

王平亜は言う。当初新疆へ綿摘みに来た理由は、それが出来高払いの仕事だからだったという。一つ一つの綿摘みの動作がまさに収入を意味している。1キロの綿を摘めば、1元ほどの収入を得られる。一つの綿花の重さはわずか4グラムほどなので、一つを摘めば、0.0048元の収入を得ることになる。一日で100キロの綿を摘むためには、摘む動作を25000回繰り返さなければならない。

10時、王平亜は夕食を用意し始めた。彼はトマトやとうがらしをまな板の上でめちゃくちゃに切った。まもなく、暗い部屋の奥に濃い煙が充満した。こうなると、蚊が来ないからいいと、王さんは冗談を言う。

「毎日夜は何時間寝ますか?」「4時間くらいかな」。

深夜11時、賑やかだった綿畑はしんと静まり返り、労働者宿舎の中からいびきひっきりなしに聞こえきた。

機械による綿摘み

大多数の綿摘み労働者にとって、綿摘みは都市への出稼ぎと同じで、生活の改善には役立つが、大儲けは不可能である。綿摘みの季節が終ると、多くの綿摘み労働者は給金をもらってふるさとに戻り、しばらく余裕のある日々を過したり、家を建てたりするだけで、特に贅沢をするわけではない

しかし、今や新疆では、綿摘み機械による技術革命が進んでいる。

昌吉州では、2010年までに、60%以上の綿が綿摘み機械によって収穫される予定である。そのときには、もう多くの綿摘み季節労働者は要らなくなる

マナス県にある綿摘み機械によって綿を摘む2つの綿作郷には、35台の国産の綿摘み機械が静かに置かれている。綿の成熟にしたがって、大きな綿摘み機械が綿畑に入り、綿摘み労働者に代わるだろう綿作農民の通俗的な言い方によれば、一台の機械は人の600本の手に当たる。綿摘み機械の摘んで以後の綿の不純物の処理技術は、手工による綿摘みの質より劣るが、機械による綿摘み技術はここ数年、快速な発展を遂げ、人に未来への自信を抱かせている。「機械が人の労働に取って代わるのは必然の発展趨勢だろう」と、杜勇強は語る

 

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