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唐さんと虫
文 段崴

 唐志遠にいわせれば、昆虫は彼の生活のなか欠かせない一部分である。2001年から唐志遠は昆虫撮影に魅了され、このときからいよいよ取り返しがつかなくなって、8年が過ぎ去った。彼はいまだその楽しみに魅了されている。

 昆虫撮影を選んだ理由について、唐さんはこのように言う。「私は小さいときから遊び好きな子どもで、いろんな小動物が好きで、自然が大好きでした。これが理由かな。」

 唐さんの記憶に深く刻み込まれている出来事がある。それが昆虫撮影を始めた直接の原因かもしれない、と彼は笑いながら言った。「2001年に私はネットで動物の写真を探していました。そしてある人が撮影した、ハエの頭部のアップの写真をみつけました。ハエの目の構造までがきれいに写っていて、この写真の印象はあまりにも強く、特別に心をひきつけられました。それから何日もしないうちに、私は一台のデジタルカメラを買ったのです。」

 撮影の過程はまた、自分の不足を思い知る過程でもあった。しだいに唐さんは自分の撮影技術の欠点を見つけだし、昆虫に対する知識も泣きたいほど少ないのに気付いた。彼は足りない部分を補おうと、さまざまな本を買い、それらを専門とする友人に会うと彼らに教えを乞うた。

 手探りで進んでゆくうち、彼の考えにも変化がおきた。「はじめは私は単独の作品、たとえばきれいな昆虫が葉のうえでじっとしているところなどを撮っていました。でも、しだいにそのような写真は面白くないと思い始め、昆虫の行動に注目し、シリーズで撮影することを始めたのです。そのとき私が使っていたのは小さなデジタルカメラで、それは音の録音もできました。写真をとったときに、ついでに録音もし、自分が何をとったか忘れないようにしました。そして事実はこのように私がしたのは正しかったことを証明しています。積み重ねられたものこそが、説得力をもつのです。たとえば、『捕食』ということについてだったら、私はさまざまな昆虫が捕食をしている写真を取り出してみせ、いろいろな素材を提供し選んでもらいます。一枚だけを出しても、そのテーマにはまったく足りないように思います。」

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