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天然のギャラリーのような林慮山太行大峡谷には、世界一流の国際パラグライダー基地がある。基地は海抜1600メートルの林慮山の頂上に位置する。特殊な地形によってこの基地は、パラグライダーのよいスタート地点となっている
林慮山は垂直高度700メートルで、気流が崖に沿って立ち昇り、険しい山に合流している。山の勾配は60度、面積は1万6000平方メートル、10~30名の選手が同時にスタートできる。
1992年から、毎年ここでパラグライダーの試合が開催されている。試合開催期間は、観光客がひっきりなしにやって来て、山は賑わう。
景勝区にはさらに、長さ1500キロメートルの人工の「天の川」、紅旗渠がある。1960年代、地元の人が切り立った太行山の上に10年もかけて開鑿したものである。
「紅旗渠」の幅8メートルのメイン水路は山々をめぐって、分水路で三つの水路に分かれる。この三つの水路にさらに数万にものぼる分水路が造られている。これらの水路は漳河の水を乾いた土地に引き入れており、命の水路となっている。
「紅旗渠」の開鑿当時、1250の山の頂上を削って平らにして、152の水道橋と211のトンネル、1万2408棟の建物が建設された。「紅旗渠」は単なる水利工事ではなく、当時の「自力更生、苦心奮闘、団結協力、無私奉献」という精神のシンボルとなっており、現代の中国人の理想と信念とたゆまぬ追求の精神を示したものでもある。
太行山の山奥には多くの村落がある。村の家屋はすべて太行山の石で築かれたものである。石で築き上げられた家屋や庭、壁、石のはしご、石臼などは素朴で自然である。村民の家に泊まる機会があったならば、素朴な田舎料理を味わうとよい。旅に趣を添えることだろう。
林慮山は四季が絵のように美しい。春、潤った山肌に、浅黄色や雪のように白い野の花がひっそりと咲き始め、そののち、山のいたるところに花が咲き乱れる。夏になると、大峡谷は一面の緑で覆われる。夕方には、雲が立ち霞がたなびき、壮観な風景となる。秋が来ると、林慮山は炎のように真っ赤な紅葉で飾られる。冬には、真っ白な雪に覆われ、段々畑の輪郭がはっきりと見える。
太行大峡谷はその豊かな自然と人文的景観で、各地からの観光客を引き付けており、毎年観光やアウトドア、療養、パラグライダー、ロッククライミングを目的とした人々をたくさん受け入れている。毎年多くの美術教師や学生がここへ来てスケッチをしている。また、国内のいくつかのテレビ局、映画製作所がここでロケを行っている。