中国画報の購読
中国画報社
のほかの刊行物
  • 観光ガイド
新疆の地質観察観光
文と写真 邱磊

 新疆の地形を簡単に説明すると、三つの山に挟まれた二つの盆地である。この種の地形の特徴はすなわち、起伏が激しく高いところでは七、8000メートルにも達するが、低いところは海面下100メートルあまりであることだ。さらに新疆の魔訶不思議な地質形態を生み出す。

 何日か前、私は幸運にも写真集のために新疆の地質写真を撮る機会を得て、再びこの神秘的な土地に足を踏み入れ、独特でバリエーションに富んだ地質形態をたっぷり味わった。

天然の地質博物館

 北京からウルムチに到着したのち、何人かの同行者と車による旅を開始した。

 車が荒漠とした砂漠に入ってまもなく、突然両側に黄色い土の山が並び立つ場所にはいった。山の固い岩の板はまるで鋭利な刀が大地に突き刺さって並んでいるかのようであった。このクチャから10キロのところにある場所は「塩水溝」と呼ばれる。

 クチャは古くからの町で、2000年前の仏教石窟がたくさんある。しかし、この幻のごとき山を目にすると、2000年なんてたいした昔でもないように感じる。なぜならばこの色とりどりの山は、白亜紀とジュラ期に大自然が「創作」した、芸術作品であるからである。

 アルカリに侵食されたこの硬い大地を踏みしめると、ここには人類が足を踏み入れたことがないのではないかという錯覚に襲われる。風もなく、雲もなく、ただ黄色い山と青い空だけがあり、自分の呼吸の音しか聞こえない。

 塩水溝を離れ、車は山道にそって走り始めた。びっくりしたのは、カーブをひとつ超えるごとに、褐色の巨大な岩が見えることで、岩肌のでっぱった模様は彫り出した建築物のようで、現地の人はこれらの山をポタラ宮岩、専門家は赤砂山と呼んでいる。

 本当の地質奇観はクチャから北に64キロのところにあり、ここは天山山脈の南麓にあたり、有名なクズリア大渓谷がこの道路の片側にある赤い砂岩の山のなかに隠れている。山の平均海抜は1600メートルで、最高峰は2048メートルである。渓谷は南北方向に走り、全長5キロメートルで最も広いところは53メートル、最も狭いところは0.4メートルしかない。8年前にここにきたとき、観光客の姿はほとんど見られなかったが、現在ではすでに有名な観光地となっている。渓谷のなかは夏は涼しく冬は暖かく一年中観光に適した気候となっている。

 クチャ一帯は山がちな地形だが、みな赤いわけでなく、さまざまな色が重なりあっているものがあり、斜めに傾いたコンクリートの柱のようなものもある。これらの景観は同じ地質年代に作られたものではなく、それらが経てきた地殻変動もさまざまである。地質マニアからすると、クチャは地質観光に最適の地である。地質について詳しく知らない人は専門家に同行してもらったほうがいい。

1   2   3   >  

Copyright by China Pictorial © 2000-2002 ALL RIGHTS RESERVED
Reproduction in whole or in part without permission is prohibited.

Director E-mail:xubu61@163.com
Add:33 Chegongzhuang Xilu, Haidian District, Beijing 100044, China
Questions, Comments, or Suggestions? Please send to:
cnpictorial@gmail.com