中国画報の購読
中国画報社
のほかの刊行物
  • 観光ガイド
世界が中国の観光客を手招きしている
文 魯安琪

 世界的な金融危機がいまだ去らないなかで、中国の観光客が世界各国の観光市場を復活させる一縷の希望となっている。

 さらに多くの中国人観光客をタイに引き寄せるため、タイでは新たなお勧め観光地の紹介や、通常の観光コース以外の中国人観光客に狙いをしぼったフリーコース、レジャーコース、エンターテイメントコースなどのテーマ観光コースを新たに用意した。同時に現状と照らしあわせながら、ホテルの宿泊費割引などを提供する。タイは中国市場に期待しており、タイ観光局は2009年にタイへやって来る中国人観光客の数を101万人と見積もっており、2010年には110万人になると考えている。

 ダマ観光の部長、ドクター・ネ・イェンイェン氏によると、中国人観光客を迎え入れるために、彼らは付属施設の増築以外にも、従業員の研修などを行い、彼らの創造力と熱意を高めようとしている。今年はダマはビーチリゾート、ゴルフ、スキューバダイビング、ハネムーン、歴史文化遺跡、自然と探検、都市とファッションなどの特色ある観光メニューで中国の観光客を迎え入れる。

 200712月にADS中国公民自費出境旅行目的地国家となったアメリカは、州あるいは地方観光局がそれぞれに中国人観光客に自らの魅力を示している。ジョージア州は美しい自然景観と、時代を超えた古典文学作品『風と共に去りぬ』の舞台となった場所であることをアピールした。太平洋上のグアム島は中国人に、日光と砂浜と歴史文化、ゴルフ、スキューバダイビング、海中結婚式の目的地として知ってもらおうとしている。グアム島観光局の局長ジェラルドS.A.プレツ氏は、中国人観光客がグアム島に来るのが非常に便利になると語る。7月より北京・グアム間に直行のフライトが開通し、そのときには北京からグアムまでたった5時間しかかからない。このほか、グアム島は中国人観光客に初のビザ免除の措置を取る可能性がある。

 東ヨーロッパにあるスロヴェニアや、中国人観光客にまだあまり知られていないアフリカのエチオピアも、中国人観光客に目をつけ始めている。彼らはほかの観光地と同様、中国語の見どころを紹介した冊子を携えて、中国語で中国の旅行会社と談判している。

 中国人観光客の満足度を気にかけるあまり、中国の海外旅行問題を解決するための「中国人海外観光診療所」を設けたり、中国人観光客のために優れたサービスを提供した人に「中国観光客歓迎賞」が与えられたりもしている。

 中国人の海外旅行は、中国の改革開放・経済発展の恩恵を受けて1980年代から始まった。1983年、香港やマカオがまず中国人の渡航先としての先鞭をつけたが、それはおもに大陸の人々が香港やマカオの親戚を訪ねるためのものであった。なお、当初の「香港観光」は、観光客の香港の親戚や友達が費用を払う「贈りもの」であった。1988年、タイが中国人の海外旅行の初の目的地となった。1990年から、シンガポール、マレーシア、フィリピン、韓国、オーストラリア、ニュージーランドが公認の海外旅行目的地となり、海外旅行も当初の親族訪問から、自己負担の観光旅行となっていったのである。

 最初の20年は、海外旅行客の数の伸びは非常ににぶく、7つの公認目的地しかなく、それは東南アジアや太平洋の国々に集中していた。21世紀に入ると、中国人の海外旅行はものすごい勢いで発展を遂げた。現在のところ、公認目的地となっている国・地区は計137カ所である。

1   2   >  

Copyright by China Pictorial © 2000-2002 ALL RIGHTS RESERVED
Reproduction in whole or in part without permission is prohibited.

Director E-mail:xubu61@163.com
Add:33 Chegongzhuang Xilu, Haidian District, Beijing 100044, China
Questions, Comments, or Suggestions? Please send to:
cnpictorial@gmail.com