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都市をきれいにするスパイダーマン
文/写真 周 超

きれいに清掃されたビルの外壁に隣のビルの影が映る。

農村時代の破れた靴下を履いている高所清掃作業者。

安全ロープを緩めて移動し、次の作業の準備をする。

作業中。

6時に起き、1時間の昼休みも無駄にしない

ハリウッド映画『スパイダーマン』で、高いビルの間を自由に行き来するスパイダーマンが人々に深い印象を残した。現実の生活では、高いビルが立ち並ぶ都市で、人々がふと頭を上げると、腰にロープを結んでヘルメットを被って、手にガラス拭きの棒を持って、高いビルの外壁を「お化粧」している作業者の多忙な姿が見られる。彼らはスパイダーマンと呼ばれ、毎日都市の空中で忙しく仕事をしている。

 

高さとスリル

記者は武漢にある華美達光谷酒店の建物の30階で、外壁ガラスを掃除している盛偉を探し当てた。「近づかないで。やり終わったらすぐ降りますから」と、盛偉は遠くから叫んだ。

腰に安全ロープを結んでヘルメットを被って、木の板の上に坐っている盛偉は、片手でガラス拭き棒を持ち、片手で木の板を吊っている縄を摑んでおり、体の下にはさらにガラス用洗剤を入れた桶が吊り提げられている。40分後、盛偉は作業を終えた。

28歳の盛偉は武漢の朝陽不動産管理会社に勤め、7年も高いところで清掃作業をやってきた。「20歳のとき、新洲区から武漢に出稼ぎに来ました。同郷の人が、武漢はとても大きく、行く価値があると言うものですから、何も考えずに荷物を持って来ました」と、盛偉は語った。武漢に来た盛偉はある会社で仕事をみつけたが、のちに高いところでの清掃作業の仕事があると聞いて、やってみたいと思った。「幼いころから高いところや刺激的なスポーツが好きでした。この清掃作業は度胸のある人が必要だと聞いて、今の会社を探し当てたのです。先輩に付いて1カ月学び、最も簡単な低いビルの外壁の清掃から始めました」と、盛偉は語る。

「初めて高所で清掃作業をしたときは、とても恐かったです」。7年前、高さ40メートル余りのビルによじ登り、最初の作業を行ったときのことを、盛偉ははっきりと覚えている。登った当初は、アリくらいの大きさになった道路を行き来する自動車や通行人を見下ろし、急に頼りない感じに襲われた。「緊張のあまり働く気もなくなりました」。彼はざっときれいにしてから縄を緩めて降りていったが、一回縄を緩めるたびに、全身が汗だくになった。両足が地面についてようやく落ち着いた。

ところが、何事も慣れるものだ。毎日高所で清掃作業を6時間もやってきて、盛偉の恐怖心はしだいに消えていき、この仕事に慣れていった。「きちんと安全措置を取りさえすれば、そんなに恐ろしくはありません。上空から吊られる感覚はおもしろいんです。上から下を見下ろすと、視野が開け、呼吸さえも楽になるように感じます」。

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