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棚ひとつの独立店舗 「格子店」
文 劉暁雪 写真 張 寧

 

一心不乱に商品を選んでいるお客

 

形と模様も中国的な靴

2009年は牛年なので、布製の牛は若者たちに人気がある

パンダシリーズのクリエィテイブ製品は、若者たちの間で有名だ

若者の選択

格子店の客の多くは個性を追求する「80後(1980年代生まれの世代)」の若者だ。彼らは店内の個性ある小さな商品、たとえば、きれいなTシャツ、バッグ、ネックレス、ノート、カップ、バッチ、人形などを気に入る。

中関村にある格子店で、学生らしき女の子が目の前の個性的なTシャツをじっと見ていた。「私はよくここで、クラスメートや友達にプレゼントを買います。手作りでユニークで、よく工夫されています。しかし、値段は高いですね。キーホルダーに35元を払いました。でも気に入ったものですから、金額は気にかけません。時間があるとき、よくここにぶらっと商品を見に来ます。買わなくて見るだけでも楽しいですから」と、彼女は言った。

個性が光る「瘋果」

格子店といえば、「瘋果盒子」を挙げないわけにはいかない。現在、中国のクリエィテイブ製品の経営で最も成功しているチェーン店舗のひとつである。瘋果盒子の利潤モデルは簡単で、店主としてのデザイナーから賃貸料を徴収して利潤を取るものだ。瘋果盒子は店舗の場所や商品の陳列位置によって毎月最低100元の賃貸料を受け取り、1500元に達するものもある。賃貸料のほかに、瘋果盒子は具体的な情況に即して販売高から2030%の手数料を受け取る。

創始者王三石は瘋果の創立初期から、デザイナーの成功を助ける場をつくり、デザイナーが自分に最もあった方法でお金を稼ぐのを助けるということに経営理念を置いている。この理念は瘋果の日常業務とPR活動を貫いており、デザイナーが作品を完成させるのを助けたり、優れたデザイナーを広く紹介・推薦したりしている。

瘋果社宣伝部の劉随によると、このような方法によって、特にデビューしたてのデザイナーが自分の作品を低価格で北京の高級ショップに登場させ、自分の製品の市場における反響を確認できるようになったという。

 

瘋果の借主は一部のプロデザイナーのほかに、多くはデザイン愛好者だ。現在、数十人の店主がオリジナル商品の販売を自分の主な業務としてやっており、毎月よい利潤をあげている。瘋果の影響力が強まるにつれ、多くの在校大学生も引き付けた。世界的な金融危機のもとで、格子店はかえって盛んになった。若者は支出を節約すると同時に、儲けるために工夫をこらしている。新興の経営パターンとして、格子店の便利さと実用性は通勤族や学生の経営様式として最適である。更に大切なこととして、多くのデザイナーが金融危機に向けて温かくおもしろい商品を設計していることである。「安価な小さな商品が、生活にわずかばかりでも面白みを添えてくれるのです」と、劉随は語る。

 

アイスクリーム棒で作られたアクセサリー

真っ赤な顔がかわいい

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