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スーパーアルプ!3
文と写真 王蕾

 歴史的・地理的・環境的な理由により、アルプス山脈は特殊な重要性を与えられている。ここはヨーロッパの中心にあり、各種の文化が交わるところである。今日、1400万人の住人がこの山脈の中で暮らしているが、毎年さらに1億を超える世界各地からの観光客を迎えている。ヨーロッパのそのほかの地区と比べると、アルプス山脈は世界的な影響をさらに大きく受けているといってよいだろう。

 スーパーアルプ!(The SuperAlp!)とは、「アルプス条約」で常設された事務局が企画したイベントで、人々の条約に対する認識と環境保護意識を高めようとする目的で行われるものである。今年で三回目のイベントであり、主催者は『中国画報』を中国を代表してこの活動に参加し報道するメディアとして招待した。「中国は世界でも最も人口が多く、大きな国家です。中国はいま対外開放されており、多くの人がアルプス山を観光で訪れます。そのため我々は中国で「アルプス条約」を宣伝してほしいと考えています」と、アルプス条約の永久事務局事務局長であるイタリア人のマルコ・オニイダ氏は我々に語った。「そして中国の友人たちが、『中国画報』が中国でこのトピックを報道するのに最もふさわしいメディアであると私に教えてくれました。」

 アルプス山脈の東端にあるスロヴェニアのポヴィッツからイタリアのアオスタ渓谷の小さな村まで、このスーパーアルプ!3は619日から28日まで10日間行われ、鉄道を30回、車を20回以上乗り継いで、世界各国からやってきた記者の一行がアルプス山で行うラリーのようなものである。途中、スロヴェニア、オーストリア、ドイツ、スイス、リヒテンシュタイン、イタリアの6カ国を通過した。

ヨーロッパの水の塔の危機

 アルプスの東の端はスロヴェニアから始まる。我々のスーパーアルプ!3もここから始まった。現地の行政機関と「アルプス条約」のスロヴェニア代表団が共同でこのイベントの開幕式を行った。この短い式のあいだに二回目の「アルプス山脈国家の水資源と水管理報告」が読み上げられた。その会議のなかで、人々はアルプス山脈をヨーロッパの水の塔に喩えた。山脈西部のフランスから東部のハンガリーまで、アルプスに降った水はライン川、ドナウ川、ローヌ川、ポー川の水源となり、これらの川の80%の水量を供給している。

 「ヨーロッパの気候の二極分化は日に日に激しくなっています。アルプス山と現地住民、そして野生生物の保護にとって、これは壊滅的な影響をもたらします。」事務局長のマルコ・オニイダ氏は我々に語った。

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