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日増しに進歩するアウトドア装備
7月のある週末。32歳の董皓は北京の馬甸にある三夫アウトドア用品店に行って、4220元でLOWAの登山靴とThe North Faceのスキーウェアを買った。これは、董皓が最近2年間でアウトドア用品を集中して買う二度目の買い物だ。9月に、友人と東北地方へグラススキーに行く予定があるためだ。グラススキーは2年に一度出かける程度だが、彼いわく、「技術的に負けるのは問題ないが、装備で負けるわけにはいかない。」
実際、これは中国の多くの大都市のアウトドア用品消費者の心理状態だ。10年前だったら、人々はスポーツシューズとジーンズでハイキングをしていたが、今の若者は専門の登山ウェアを着て登山靴を履いて香山に登る。董皓は現在中国で大多数のファッション派を代表している。多くの人は本格的なアウトドアの愛好者ではなく、アウトドアのファッションやコンセプトを追求しようとしているだけなのである。一部の有名なアウトドア用品メーカー・アパレルブランドはこの市場を狙って、一連の新モデルを打ち出した。その製品はアウトドア用品の保温・通気・即乾性のある専用素材を使ってはいるが、その意義は本格的な実用性にあるのではなく、ファッションとして、アウトドアファンにサービスするためのものである。
言うまでもなく、アウトドアスポーツは装備への依存性が強く、多くの本格的なアウトドアファンは装備への投資を重んじている。現在、北京には「土人部落」、「走天涯」などの数十軒のアウトドア用品専門店がある。テント、寝袋、防湿シート、バッグパック、炊事用具、機能的服装、靴、帽子、コンビネーション工具、照明用具、地図、コンパスなどをすべて揃えている。「商品の多くは、韓国、ドイツ、スイスから輸入されたものです。値段も決して安くはありません。」北京朝陽区でアウトドア用品専門店を経営している李雪によると、「多目的バックパックは600~700元で、高度計つきの腕時計は200元ぐらい、防水吸湿ジャケットは1000元ぐらいします。」「お客は17、8歳から40歳くらいの人が多く、3、40歳の人が一番購買力が高いですね。外国人もよく来ます。今2階建てテントは売れ切れています」と、李さんは商品を指差しながら言った。
運動自体にもビジネスチャンスとしても、若者が好むスポーツとして、アウトドアスポーツは中国でいまだ大きな潜在力をもつ。その特殊性のため、管理基準がはかれないこと、参与者の安全などは人を悩ませる問題だが、「どのみち我々はまだスタート段階にありますから」という呉弘の言葉は、アウトドアスポーツの未来に自信を持つ人たちの本音であろう。