| 中国画報の購読 |



マカオの土地に足を踏み入れると、その土地の狭さに驚くだろう。マカオ半島の北端の馬場北大馬路から南端の孫逸仙大馬路まで歩いても一時間かからない。しかし、この面積わずか30平方キロメートルの沿海都市は、西洋の植民者が最初に中国に進出したところである。ここでは、ギャンブル産業が都市経済の半分を支えているが、静かな市民の日常生活を邪魔することはない。ここで、中国文化とポルトガル文化は500年近くもの間融合をとげ、南中国海岸にヨーロッパ風情をもたらした。マカオの歴史を振り返ると、マカオの国際的な知名度はその狭さにもかかわらず、奇跡的なものである。




2000年12月20日、中華人民共和国は、マカオの主権を回復した。十年経った今日、マカオには巨大な変化が起こりつつあるが、都市の今までの風格はしっかり踏襲されてきた。マカオを訪れた一人一人の観光客は、依然として魅力的でロマンチックなマカオに夢中になる。マカオは、依然として美しい魅力的なマカオである。
十年前と比べると、マカオの変化は大きい。初めて来たとき、マカオは賑やかな町で、夕暮れのなかに蓮の花の形をした新しいリスボアが輝き、その中にひしめくギャンブラーがマカオのギャンブル業の新たな繁栄を見守っていて、古いリスボアの建物とは対照的な趣をはなっていた。現在、新しくオープンしたばかりのサンズ、ヴェネチアン、ウィンカジノが、ラスヴェガス風の建物で数多くの観光客をひきつけている。マカオとタイバ島を繋ぐ3本目の海を跨る橋となった西湾大橋は、海に立つ巨大なハーブのように見え、行きかう車はマカオの変幻曲を奏でている。高層ビルが聳えたつ新しい住宅地は、マカオ市民の居住環境を大いに向上させた。マカオと中国大陸との一番の共通点は、いたるところにある工事現場で、町の生気と活力を示している。
マカオの町の風景は、昔と変わらずヨーロッパ情緒に満ち溢れており、各娯楽場は依然として押し合いへし合いの繁盛ぶりだ。マカオ市民は、仕事の余暇に依然として競馬を見たり、ダンスを踊ったりして穏やかな生活を過ごしている。マカオにもう何回も行っている友人は、「今は治安はよくなり、観光客も多くなり、マカオ市民の顔にも微笑みが増えました」と言って、マカオの変化を驚嘆した。
特別区の政府は、返還されたばかりのマカオの経済不況、治安悪化という厳しい情勢に対して、一連の措置を執り行い、マカオ社会の安定と経済発展の促進に努めた。返還前の治安を例にとると、マフィアが横行し、強盗・殺人・拉致事件が多発し、投資者をしりごみさせていた。今のマカオは、治安がよくなり、観光客数はウナギ登りである。豊富多彩な夜遊びを楽しむマカオ市民からは、かつての混乱した状態は想像しがたい。町を安心して散策できるということは、当たり前のことだが、それは地元政府の努力の成果である。