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2009年、中国大陸で、629万人の若者が大学に入った。その多くは「90後(1990年代以降に生まれた世代)」と言われる若者である。
「大学新入生の両親たちが地面に寝そべり夜を過した苦労」というブログの文章は、新入生に付き添って大学までやってきた両親たちについて述べたものである。「おじいちゃんおばあちゃん、両親を含め7人以上が1人の新入生に付き添ってきて、荷物もたっぷり10個あった」。ある大学教師はこのように語る。「1996年、私が初めてクラス担任をしたとき、40人の新入生の中で、付き添いのいない学生は1人しかいなかった。現在、千人の新入生の中で付き添いのいない学生は1人もいないでしょう」。18歳以上の成人である大学新入生は幼稚園の子供のように親たちに保護されている。親たちにとって18歳の子供が一人で汽車や飛行機で大学に行くのは非常に心配なことである。子供が大学に入学すると、自分の仕事もやめて、子供の大学近くに家を借り、子供の「保母さん」「ガードマン」をしている親もいる。
一部の付き添いの親たちはホテルに泊まるお金もなく、学校の体育館に寝泊りした。ブログには文章とともに写真も掲載されていたが、学校から無料で貸し出してもらったマットに寝そべる親たちの姿はなかなか悲壮である。成人になったものの、依存性が相変わらず強い子供たちは親たちの苦労を分かるのだろうか。
メディアの報道によると、武漢大学の1人の新入生の親が学長の前で涙ながらに、私たちの子どもはクーラーがなくては眠れないが、寄宿舎にはクーラーがない、と訴えた。大学側は慌てて学生の居住条件の改善に力を入れると約束をした。
北京青年政治学院はこの状況に対して、対処の方法を出した。新入生が一人で大学に行った場合、100元を奨励金として与えるとしたのだ。お金で新入生の独立心を養おうという狙いである。
アメリカの大学ではなぜ新入生が大学へ行くとき、親たちの付き添いを歓迎するのかという文を書いたブロガーがいた。アメリカ人はこのような状況をユーモラスに語る。家を買うとき、見もせずにお金を払ったら、大損するだろう。親と学生にとって、教育は最大の投資である。親がその大学をよく知らず、行ったことさえなかったら、間抜けな親だと言うよりほかはない。親の学校教育への参与は親の教育態度を反映すると同時に、学校は凝集力をもち、学校・学生・親は運命共同体となり、学校は進歩し、学生は成長し、親は満足する。