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特殊警察部隊の対テロ訓練
文/毛弘 趙月  写真/馬威

 

水中訓練

戦闘演習の、陣を構える

身軽に屋根を伝って走り、塀を乗り越える

総合訓練施設を通る隊員

 アメリカのテレビドラマ24』を見た人の多くは、主人公ジャックバウアーに魅了されたことだろう。テロ組織のハイジャック計画を打ち砕き、誘拐された人質(そのなかにはアメリカ大統領も含まれていた)を救うためのジャックバウアーの活躍は、彼がまるで万能であるかのようだ。実は中国華中地区にも、このような対テロ及び突発事件処理の部隊――武装警察湖北総隊一支隊がある。彼らは主に対テロリスト、対ハイジャックの任務を担当している。特殊部隊に勤務している特殊戦闘隊員は「華中対テロのエリート」と讃えられている。この人々の目にはめったに触れることのない神秘的な部隊は、かつて何回もハイジャック制圧を含む難度の高い任務を遂行している。このような部隊の数は中国では10にも満たない。今年、中国の国慶節(建国記念日)期間に、この部隊は湖北省省都の武漢市の安全保護任務を担当し、市民の安全保護に大きな役割を果たした。

常に先頭を目指す

華中地区にある武漢は、夏の蒸し暑さで有名なところで、「かまど」と呼ばれている。毎日、どす黒く日焼けした特殊部隊の隊員は、重い荷物を背負って野山を越えるための訓練を行っている。隊員たちは炎天下、支隊にある運動場のトラックを一生懸命に走っている。「われわれ部隊は精鋭部隊といえます。毎日の訓練が、新しい挑戦なのです。訓練では全力をもってそれにあたり、おのおのが先頭の一人となることを目指し、体力と軍事技術の向上に力を入れています」と、汗をたらたらと流しながら、組長の劉傑は誇らしげに語った。

厳しい訓練がこの部隊の大きな特色である。手袋と縄だけで隊員たちは「スパイダーマン」のように敏捷に高いビルの間を通り抜ける。高さ数十メートルのビルの屋上から垂直に降下し、速やかにテロリストが潜伏していると思われるビルの廊下や窓を占拠することができる。弓の射手と狙撃手は百発百中である。命令を受けるとすぐ、すべての悪漢を打ち倒すことができる。これらが可能なのもすべて技術の固い基礎があってこそである。

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