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特殊警察部隊の対テロ訓練
文/毛弘 趙月  写真/馬威

 

 

優れた隊員の抜擢

今年大学を卒業したのち、すぐに特殊警察部隊に入った李瑋は、毎日、超ハードな訓練を行っている。8キロ走り、腕立て伏せ500回、腹筋500回、懸垂100回をする。射撃科目、戦闘訓練への要求は非常に高いものである。雨の日も風の日も強烈な日差しの日も、訓練を続けてきた。

隊員の抜擢は非常に厳しい。選抜には潜在能力と実戦の中で担当する役割が重視される。現在、その基準はさらに厳しいものとなっている。部隊の中には、何人か「小男」も見かける。背の低い人はその数こそ多くないが、欠くことのできない特殊な任務を担当する。たとえば、彼らは下水道や通風パイプから建築物の中に入り、テロリストに突然攻撃をしかけることができる。その役割は背の高い人には代わることができない。

ここで中心的な役割を担う狙撃手について触れないわけにはいかないだろう。毎年新兵が入隊すると、部隊は体力と性格の両方から狙撃の才能を持つ人材を選んで、集中的に関係知識、基礎知識の講義を行う。そうすることによって知識の面からどのようにすれば的に当たりやすくなるか、理解することができるからである。「狙撃手には生まれつきの才能が必要なことが実戦によって証明されています」と、部隊の責任者は語る。狙撃手にとって、銃を構え、狙いを定め、射撃するという動作は、毎日繰り返してやらなければならないものである。銃の先に重さ3キロの2つのやかんを掛けて、これを行う。これをやると、手がだるくなり、涙まで出るが、それでも狙いを定めなければならない。一日に数百発の弾丸を撃ち、肩の肉まで擦り切れてしまうときもある。狙撃手は普通の人には耐えがたい心理的なプレッシャーに耐えなければならないので、心理的訓練も非常に厳しい。百メートルをスパートしてから、すぐに心を落ち着けて狙いを定めなければならない。それは心理受容力を磨くためである。狙撃手が使えるようになるまで少なくとも毎日3カ月にわたる訓練が必要で、優れた狙撃手の育成には3年かかるということである。

中国華中地区の対テロリストの力として、その主要な任務のほかにも、成立以来、何回もさまざまな難度の高い任務をこなしてきた。たとえば、19981999年の南方の大洪水、2008年南方の雪災害、「512」四川汶川大地震の物資の運送、オリンピックの安全保証などである。「われわれの生活は苦しいけど、苦しい中に喜びもあるのです。ときに、われわれの出番が永遠にないといいだろうと思います。それは、われわれの存在自体がテロを中国に寄せ付けないということになりますから」と、李瑋は語る。

 

 

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