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「世界に影響を与えた中国人」、2009年パーソン・オブ・ザ・イヤー

2008年、『中国画報』初めて年度の『中国に影響を与えた中国人』を発表し、読者の広い注目を受けた。中国の各業界のリーダーたちは、金融危機に対して、そして科学技術・文化の発展に、世界にさまざまな程度の影響を与え、貢献している。現在、『人民画報』『中国画報(英語版)』『中国(ロシア語)』韓国語ビジネス誌『中国』、中国専題フォトバンクなど数社のメディアは、「世界に影響を与える中国人」2009年パーソン・オブ・ザ・イヤーの選出を行うこととなった。この活動はわれわれの敬意と尊重を表すばかりでなく、彼らの重要な貢献を表彰・伝播することによって、人々に彼らを知ってもらい、中国と世界の距離を近づけようとするものであ

われわれの選出基準は昨年と同じである。一つは、中国国籍を持つこと。もう一つは、世界に与える影響の深さと広さが考慮される。三つ目は、専門性をもち、専門領域で世界のトップレベルにあること。四つ目は、民族性が際立っていることで、民族色が強い貢献が審査委員会に重視される。選出活動では、われわれは数人の対外宣伝の専門家やメディアの専門家を招いて、選出グループを組み、国内外の類似した活動のルールを参照し、民主的な話し合いを経て、10人の「世界に影響を与えた中国人」、2009年パーソン・オブ・ザ・イヤーを選出し

1.     周小川:中国人民銀行総裁

入選理由:疑いもなく、2009年の全世界における共通したテーマは金融危機である。欧米諸国に比べると、中国の経済状況はそれほど悪くはなく、中国経済の力強い復興が世界の目を引き付けた。しかし、周小川にとっては、やはり力を奮い起こして注意深く対応しなければならない状況である。今年の3月、周小川は主権国家から離れた国際貨幣を設立し、しかもそれは国際通貨基金(IMF)が管轄するという大胆な提案を提出した。周小川は米ドルという言葉を片言も使わなかったが、これは米ドルを主とする現在の国際通貨システムの中国の不満の表れで、米ドルの代わIMF SDR(特別引出権)を備蓄貨幣とするように要求しているのだと、専門者はすぐに解読した。中国の実際の目的は人民元の区域化そして国際化に拍車をかけることにあると、ある評論家は語った。200912月、アメリカ『フォーリンポリシィ』誌が選出した2009年度の100人の思想家に、周小川は9位にランクインした。

2.       範迪安:中国美術館館長

入選理由:2009108日、ヨーロパリア(ギリシア語の欧州と祭りの造語)中国芸術祭がベルギーのブリュッセルで開幕し、ブリュッセルは濃厚な中国の雰囲気につつまれた。今回のヨーロパリア中国芸術祭は、中国がヨーロッパで行った最大規模の文化イベントの一つであり、ヨーロパリア芸術祭史上でも最大規模のものである。ベルギー国内の各都市の主要展覧会場で中国芸術際を催したばかりでなく、中国ブームはドイツ、フランス、オランダ、ルクセンブルク、フィンランドなど周辺諸国にも広がった。中国美術館館長の範キュリエーターの一人である。「われわれの偉大な伝統文化を世界の人々に見せつつ、現代の中国文化も展示しました」と彼は語った。彼をはじめとする中国美術館は、最近、一連の現代作品の展覧会を開いており、中国の現代芸術の発展を強く推し進めている。

3.       宋文驄:殲十チーフ設計者

入選理由:殲十飛行機はわが国が自主開発した、世界でもトップレベルの高性能・全天候型の戦闘機である。殲十飛行機の開発製造・部隊装備にしたがって、わが国は自らが知的所有権を持つ三代目の戦闘機設計技術をもつようになった。これを実現させた人物は、殲十飛行機のチーフ設計者で、中国工学院アカデミーの一員、宋文驄である。設計チームのとりまとめ役であり、リーダーであり、重大な技術課題の決定者である宋文驄は、設計案から素材まで、技術基準から専門的な設置まで、そして製造技術から完成品の研究開発まで、すべてをイノベーションを根本におき、機体・エア駆動・飛行コントロールを一体に組み合わせた総合設計案を取り入れて、自主イノベーションの道を切り開いた。メディアの報道によると、殲十はパキスタンなどの国にも輸出される予定で、中国の進んだ戦闘機は欧米の主流戦闘機に匹敵する

4.       李書福:吉利集団取締役会長

入選理由:2009年は中国自動車業が盛んに発展した1年で、中国は世界最大の自動車市場の一つになったばかりか、自動車製造大国にもなった。20066月、業界でもあまり名のない四川騰中重工がアメリカのハマーを買収するニュースが報道され、人々の大きい興味をかきたて、同時に多くの疑問も惹き起こした。しかし、その時ちょうど吉利集団がボルボ自動車の買収について米フォード社と商談したことを発表した時だったため、このニュースはさらに重大に取り扱われた。市場価値がわ30億元の吉利集団は、中国民営企業の代表として、先頭を切って断固として数10億ドルもの大金でボルボ社を買収したのである。それが成功するか否かに関わらず、この大胆な発想と思い切った行動は李書福の勇気を示している。騰中と吉利の今回の買収は、中国の自動車業がさらに世界に進出していくことの絶好の証となるだろ

5.       徐星:中国科学院古脊椎動物と古人類研究所研究員

入選理由:一般的な考えでは、最初の鳥類は恐竜から変化してきたものだとされているが、この変化の過程はまだナゾのままである。徐星とその同僚たちは孔子の故郷である山東省の曲阜で新しい異歯恐竜の化石を発見した。発見者はこれを「孔子天宇竜」と命名した。その竜の最大の特徴は、匕首状のむきだしになった牙と羽毛に似た細管状の皮膚の派生物にある。これ以前に発見された同類の恐竜として、南アフリカで約2億年前のジュラ紀早期の化石があるが、今回の発見でこの種の恐竜がアジアに分布を広げていることが分かった。このような管状の皮膚誘導体を持つ孔子天宇竜の恐竜の発展系統図における位置からすると、この構造は恐竜が生まれ2億年前にすでに存在していて、しかもこの管状構造は早期の恐竜とその子孫たちの多くがもつものだっただろうことを示しており、この結果は鳥類の進化研究に大きな進歩をもたらした。2009319日に出版された世界でもトップクラスの科学誌『サイエンス』が、中国の科学者のこの発見を報道した。

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