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道教の総本山、武当山
文/黄麗巍 写真/唐 濤

 

 

武当山は道教のふるさとであるだけでなく、武当拳(太極拳)のふるさとでもある。武当拳は、静をもって動を制し、柔を以って剛を制するもので、まず相手に手を下させ、手の内を暴露させてから反撃する拳法である。太極の陰陽の変化に模倣しているため、太極拳とも呼ばれる。武当派武術の創始者は、北宋末年の道士、張三豊である。伝えられるところによると、張三豊は武当山で修業をしていた時、ツルとヘビとの戦いを見て啓発を受け、強さと柔らかさと兼ね備えた武当拳法を作り出し、武当派の始祖として崇められた。修身涵養を主旨とする太極拳は、わずか300年の間に中国でもっとも多くの人に愛される健康スポーツとなり、約一世紀の間に五大陸の150以上の国と地区に伝わり、3億人を超える人々が練習しており、正に「天下の太極は武当から出る」を地でゆく結果となった。

武当山の魅力は、由緒をもつ道教文化にあるだけではなく、物静かで変化に富む自然景観にもある。当時、職人たちが武当山で建築工事を行っていた時、北京から持ってきた見取り図のほか、「その山を少しでもいじってはいけない」という皇帝の命令をも手にしていたという。こうして、大規模な工事が行われたにもかかわらず、武当山の美しい風景は保存されたのだ。今日、切り立った72峰、絶壁の36岩、激流が流れ落ちる24滝、霧が篭る11の洞窟、奇妙な10石が、賑やかな都市からやって来た観光客を魅了している。

アクセス:

入園料:110元+電動車70元+保険2元=182元(金頂、紫宵宮は含まず)

道教祭り:真武大帝が悟りを開き、天に昇った旧暦の99日に、武当山では盛大な法要が行われる。法要期間中、武当拳法が披露され、竜頭香を焚き、信物の開眼、吉祥の鐘をつくなど道教的特色を持つ行事が賑やかに行われる。

 

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