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少林寺の僧の一日
文と写真/華 卿

 

 

すでに朝の8時になっていた。釈徳建は私を朝ご飯に誘ってくれた。私は彼について竜陽洞を出て山道を歩いた。道々、彼は山道の傍らにもともと生えていたり、栽培されていたりする薬草について語り、生薬の名前や性質、効用など一々教えてくれていた。朝ご飯は、野菜などの清進料理だった。「これらの野菜はほとんどが山で採れた野生のもので、煮てあえたり、漬けたりしたものです。私が開発した「禅通十八香」の調味料であえると、とてもおいしいですよ」、「僧服、清進料理、独身が、僧の基本的条件です。お肉を食べなければ、内蔵の圧力を緩和することができ、辛さや刺激を避ければ、より健康になります。そして動物の肉を食べなければ環境保護の役にもたちます」。

朝ご飯の後、釈徳建は患者の診療を始めた。少林禅医は人体の経絡気血を重視する、中国の伝統医学の重要な一部であり、彼は少林寺に伝承されてきた秘方に自分の実践を加え、少林医学を発展させている。上海から二度目の診療に訪れた48歳の夏さんは、俳優の仕事をしており、10年前に「運動神経元障害」という珍しい病気にかかった。上海のすべての病院に診てもらったが、すべての医者は「原因不明で、不治の病です。世界のどこでもまだ治療法が発見されていません」と答えた。10年間の治療で10数万元もかかったが、症状は軽くなるばかりか重くなった。彼は仕事を失い、生活能力も失った。しかし、釈徳建が処方した漢方薬をしばらく飲むと、病状がかなりよくなった。「初めて来た時は、二人に支えられながらようやく登ってきましたが、今回は自分で登ってくることができました」

  このように、徳建が数多くの難病を治療したため、国内外の患者がその名を慕って続々とやってくる。午前中ずっと患者は途絶えることなく訪れ、われわれが昼ご飯を食べ終えた後も、彼はまだ忙しそうに診療をしていた。診療がようやく終わると、彼は急いで一杯のラーメンとまんじゅう一つを食べ、すぐに浅黄色の僧服に着替えて弟子のカンフー練習を指導しに、山の下の道場に向った。彼には十数人の弟子がおり、そのうちの数人はすでに十余年も彼に師事している。誘惑が多い今日の社会環境のもとでも、清貧かつ寂寞とした中で、弟子たちは武術を学ぶことに慰めを感じている。徳建は弟子たちに出家僧の規則を守り、朝晩のカンフー練習を続け、精進し、かつ独身でいるように要求している。ほとんどの弟子は最初はただカンフーを学びにやってくるのだが、彼らが仏教精神に感化され、各種の誘惑を拒み、真心で仏教を愛し、仏門に身を投じるようになってほしいと徳建は希望している。

黄昏になると、徳建は弟弟子の方徳とともに、いつものように夕方の練習を始めた。晩ご飯の後は、薬の配合をしなければならない。夜の11時、数人の弟子の協力のもとで、やっと薬の配合が終わった。徳建は自分の住む竜陽洞に帰った。さらに、読経し医学の勉強をしてから、1220分頃、彼はようやく忙しく充実した一日の生活を終わらせた。

 

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