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甘粛省和政県のめずらしい古脊椎動物の化石
文 王永強 王冲  写真 王永強

甘粛省の省都蘭州から車で一時間ほどの和政県では、昔から一種の石のようなものがよく出土した。地元の人々はそれを竜骨とよび、怪我をしたときにその箇所にこの「竜骨」の粉をかけると、すぐに治るといわれてきた。ここの「竜骨」はとても多く、使い切れないため、よそからやってきた者に売るようになり、「竜骨」の売り買いがこうやって始まった。1970年代から1984年まで、薬剤部門は竜骨・竜牙といわれるもの約918.6トンを買い取り、毎年61トンを売り払い、1950年代から今まで1000トンもの「竜骨」が、漢方薬として食用にされたり破損を受けたりした。

この「竜骨」とはいったい何なのか。科学者の研究によって、これらは世界を驚かす古生物の化石であることがわかった。

和政県は青蔵高原と黄土高原が交わる場所にあり、1950年代からここで絶えず古脊椎動物の化石が発見されてきた。近年では専門家による採集と民間からの回収により、和政古動物化石博物館は各種の古動物の化石標本約1万件あまりを擁するようになっている。化石鑑定や野外調査によって、和政地区の灰色砂礫岩や赤色泥岩や黄土の地層のなかに、下は1500万年前、上は200万年前までのプラティベロドン(牙がシャベル状にゾウ)、三趾馬(三つ指をもつ馬の祖先)、真馬(現代馬の原型)など三大動物群の化石があることがわかった。これらの古脊椎動物の化石には2つの綱、6つの目、70あまりの種があり、世界で化石が集中して存在する場所のなかでも希にみる埋蔵量である。

和政県の古動物化石博物館におさめられた古動物の化石を中国科学院の関係者が鑑定したところ、これらの古動物の化石のなかには、古動物化石研究領域の「世界一」が6つあるという。その6つは以下のようなものである。

まず、世界で最も多三趾馬動物群の化石が発見されていることで、これらの動物の研究は中国の古脊椎動物学誕生を象徴するできことでもあり、ずっと注目を浴びてきた。専門家によると、近年和政地区で発見された三趾馬動物群の骨格標本は6000件を下らず、この数量は中国の山西省保徳や陝西省府谷地区で発見されているものを上回るばかりか、世界の三趾馬動物群化石のなかでも一番古い発見地であるギリシアのそれをも超えている。

第二に、世界で唯一の和政羊の化石が発見されたことである。1972年、アメリカのニクソン大統領が初めて中国を訪問した際に、中国で最もアメリカ的だと思われている動物、北アメリカのジャコウウシが贈り物として中国に贈られた。しかし30年後、この動物の祖先である和政羊の化石が中国で発見されたのである。専門家によれば、和政で発見されたこの身体が羊に似ていて頭がジャコウウシに近い構造をもつ動物は、現在世界中でここでしか発見されておらず、これは北アメリカのジャコウウシが生まれた地がアジアである可能性を示唆するものであ

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