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瀘州は中国の南西部の長江沿いにある街である。ここは江南の美しさをもつだけでなく、西部の豪快さをもつ。たとえばヴィクトール・ユゴーがボルドーを描写したように、「この奇妙な都市は原始的なのか、独特なのか。もしかしたらやはり独特なのかもしれない。ヴェルサイユとアントワープを足して二で割ったらボルドーになるかもしれない」、そしてボルドーとウィーンを足して二で瀘州である。




ウィーンと同じように、瀘州は山の都であり、水の都であり、歴史の都であり、文化の都である。2150年の歴史が瀘州に風格を添えていて、2150年の文化の蓄積が瀘州の独特な民俗気風を創り出している。瀘州に遊び、瀘州に学ぶのは、いつまでも廃れることのない歌を口ずさむが如くである。
瀘州の山水は酒を骨幹とし、山の重厚で、水のかろやかで、酒のような性質のものを添えることで、ようやくすべてが融合し、山の気質や水の風情が生きる。瀘州の山は水のおかげでかろみをまし、そして瀘州の水は酒のおかげで重みをます。瀘州の人々は山と水と美酒をこのうえない自慢としている。雪化粧の山、青々と茂る柏の翠が旅人を魅了し、春景色の山、川面をおおう靄が、旅人を立ち去り難くさせる。茶馬古道にかつてのシルクロードの痕跡をたずねると、夕日やらくだ、絹や陶磁器が目前に現れたかのように感じる。玉蝉山はガマのようなかたちをしていて、幽玄である。かわった形の石が林立し、摩崖仏は何千もの風月を経て、いまだ善良な人々の心のよりどころとなっている。美しく神秘的な「ヘゴの郷」、画稿渓は、ジュラ期とおなじ生態環境をほぼ保っていて、原始林のなかに数万株のヘゴの樹が点在している。この稀少な植物はさながら鳳凰の尾のようで、さまざまな形をしており、絶賛に値
ボルドーとおなじように瀘州は独特な地理的条件をもち、長江、沱江、赤水河の霊気が有名な「中国の酒の都」をはぐくんだ。瀘州というこの生まれながらの美酒の産地は、地球上でもっとも酒造にふさわしい緯度帯の、純正・良質な白酒(蒸溜酒の総称)地区にあって、さらに2万4000あまりの酒造池をもち、生まれながらの酒の都である。