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現在、瀘州の古い醸造穴蔵の陳列館のなかには、乳白色の筒のかたちをした素焼きの陶器に入れられた酒がしずかに瀘州の醸造史を語っている。これは1869年に温家の九代目である温宣豫が瀘州の舒聚源酒坊から買い取った古い穴蔵で、ここからすると瀘州の酒は400年あまりの歴史をもつことになる。中国十大名酒のうち、「液体の陽光」と称えられる郎酒も瀘州の赤水河沿岸で生まれた。「回沙」という醸造技術は天然の鍾乳洞に三年以上密閉保存してから販売するという貯蔵の方式をとるもので、郎酒を世界の名酒のなかでも独特なものとしており、郎酒は同時に醸造期間が最も長い白酒でもある。




瀘州は巴蜀の地にあり、瀘州の名酒の歴史と神秘的な巴蜀文明は密接な関係をもつ。原始的なシャーマン文化のなかで、祈祷師はアルコールを利用して自分を陶酔状態にし、天の神と交接したという。紀元前200年頃には、瀘州の美酒は祭祀・宴会・儀式などにすでに使われていた。1200年に瀘州の第一代目の酒、瀘州大曲が醸造され、1500年には瀘州の巷では「酒穴が井戸の数より多い」、「十里の街に千戸の酒」といわれるような盛んなさまをみせていた。
このため、「いかなる都市よりも瀘州の空気は酒の香りが強く、かつての瀘州もこのように酒の香りが強くなかった」といわれる状態となった。今でも瀘州の古い酒穴と郎酒に導かれ、四川の白酒「六朶金花」が日増しに発展し、江陽区・龍馬潭区、瀘県と古藺などの伝統的に醸酒業がさかんなところはますます発展している。瀘州をそぞろ歩くと、城下の人々や水上の古城、古民居、古街道、そしてすこぶる古風な瀘州人は、人に一杯の古酒を飲みたい気分にさせる。今後、瀘州は定期的に名酒祭りを開催し、ここの酒文化を広めてゆきたいと考えている。そのときに瀘州を歩くと、至る所に酒の香りがあふれ、酒造工場や酒屋を巡り歩いて、「ただ酒を飲むものがその名を残す(李白の詩の一句)」こととなろう。
今日の瀘州は千年のシルクロードの貿易の伝統を引き継ぎ、市の中心にある白塔商業区は西部の中小都市にはまれな商業設備と人出がある。専門の卸売市場からなる回竜湾商業ゾーンが四川南部や貴州省北部、ないしはさらに遠いところまで勢力をおよぼしており瀘州はすでに国内外の商人たちが先を争ってやってくる場所となっている。
瀘州市は酒造業、化学工業、エネルギー源、機械工業を四大産業としており、さらに新しい産業の発展をたすけている。酒造業が集中する発展区、瀘州科学工業園区、瀘州機械工業集中発展区、四川合江臨港業務地区の四つを重点地域として、沿岸工業地帯を形成しているところで、現代商業取引センター、観光センター、教育養成センターや地区中心都市の建設が急がれている。