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馬券解禁?
これらの学生にとって、もっとも関心があることはこの職業の今後についてである。ハード面では、中国の競馬場は基本的に整っている。何カ月か前、華中地区最大の東方競馬場が完成し、これは中国国内施設でも最先端の、国際競馬場二期工事のトリをなすものである。総面積が1万3000平方メートルにもなるドームの建設費用は2500万元にものぼり、北京の「鳥の巣」よりも高い。ドームはレースと観客を風雨から守ることができ、内部には4500の観客席があり、「ハードは一流」となっていて、一階のレースセンターの施工作業員さえもが口をそろえて褒めたたえる。場内ではいま、世界三大ブランドのひとつ、ティッセン・クルッルプ社のエレベーターをテスト運転しており、エレベーターの中にはいると、中国語と英語の自動放送が聞こえる。内部工事がいまだ行われているレースセンターの一階に入ると、東側B地区の大ホール400あまりの区域にわかれていて、一列にずらりと切符販売窓口が並んでいた。
しかし、人々の関心はやはり馬券にある。新中国初の商業的競馬場となり、中国大陸で再び競馬が始まり、「天地を覆す革命」とみなされた中国競馬公開レース(テストレース)が2008年末に東方馬城で行われた。この香港方式の商業競馬を全面的に模倣した競馬の賞金は12万元で、場外の観客も「馬当て」が可能で、当たったものは20枚のスクラッチ宝くじに交換でき、スクラッチが当たると現金化することができた。賞金金額はそれほどではないものの、この試行は人の目をひいた。マスコミの多くはこれを大陸で馬券が発売される前ぶれではないかと報道した。
しかし、東方馬城にしても、武漢市体育局関係部門にしても、現地のマスコミにしても、それほど熱さを感じさせない。その原因としては、多くの都市がこれに対してとても興味を示しており、馬券という語句に対して敏感になっているためである。馬券販売をはじめようとしている都市は武漢以外にも、広州・北京・南京・上海・済南などがあり、これらの都市では競馬場をすでに建設しているか建設する予定がある。2010年の国務院の海南国際観光島の批准文書のなかにも、「スポーツくじや大型国際レースのくじを発売する道をさぐる」という非常に抑えた表現が用いられている。
メディアの報道によると、財政部の関係者は「馬券の発行についてはまだ何もわからない」と語っている。2009年に発表された「宝くじ管理条例」によると、新しい宝くじを行うためには、専門家グループによる技術・管理・市場・設備などの7つの方面の専門的な審議が必要で、第三者による意見徴集や公証会をひらく必要もある。すべての手続きを終えた上で、もっとも肝心なのは「政策決定層の意向」である
しかし、夏雲建は競馬業の発展に対して、とても楽観的である。彼によると、世界の三分の一の国家で競馬と馬券による遊びが行われていて、政府が管理し税が徴税され、財政の補填として使われている。中国も全面的には開放しないかもしれないが、実験くらいは行われることであろうとのことである。「かつて宝くじを発行したときにも反対意見が多かったですが、今では宝くじによる収入は社会福祉事業や体育の発展に大きな力となっていて、みなこれを理解しています。私は馬券も同じだと思っています」と、彼は語った。
「中国の競馬には前途があります!」夏雲建は語気を強めて自信ありげに語った。