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羅ト寨:雲に浮かぶチャン族の村
文/李莉娟

 

 

馬前国書記がもっとも気にかけているのは、これからの村の発展である。

地震の前、羅ト寨村民の主な収入は、山椒の栽培と出稼ぎだった。ここで盛んに作られている穀物はトウモロコシだが、あまりお金にはならないので、農民の手元にはお金がなかった。2007年、ある観光会社がここの観光開発に投資し、その年だけで4万人の観光客を誘致した。村民たちは宿を提供し、農産物のお土産を売って、家の前でお金を儲けることができた。しかし、2008年に起こった大地震によって、スタートしたばかりの観光業はあっという間に中止を余儀なくされた。

時を移さず基本建設を行い、できる限り速く観光事業を回復させるということが、馬前国書記の計画である。その計画に基づき、新しい村と道路1本隔てた古い村では、旧正月ののち、再建工事が開始された。一番高い場所にある崩壊した50の家屋は地震遺跡として保存し、周りの160あまりの家屋は、昔の姿に再建して観光業を発展させる。

地元のサクランボも地震のとき、マスコミの宣伝によって広く名を知られるようになった。このサクランボは地震発生直後、道路が切断されることにより、畑で腐るのを待つだけとなってしまったため、馬前国は止むを得ず、マスコミに販売を手伝ってもらったのである。被災区を援助しようとこのサクランボを買った客たちは、その思いがけない美味しさに魅了さ2009年は予想外の売れ行きとなった。20096月、彼は6台のマイクロバスでサクランボを成都に運んで、一日でそれを売りさばいた

「来年、村の家屋整備が終わり、古い村の再建工事が済んだなら、観光客はきっとどんどん増えて、村人の生活はますます豊になるでしょう」と、顔をほころばせて馬前国書記は語る。

 

 

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