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熱帯雨林に生きるカエル
文と写真 線 段

 

ある日の午後、私は谷間の川岸でランを探していた。こう書くととても風雅なことをしているように思うだろうが、実際はとても大変な作業である。多くのランは枯れた木の幹の上に生え、周囲はとても湿っていて、歩くのも困難である。枯れた木の露出した木の皮が目印となる。狭くて湿った木の皮の下に、私は偶然にイエアメガエルを発見した。それは丸く縮こまってじっと動かず、木の皮の一部のようで、指でそれを触ると、偽装が見破られたのを知り、ぱちゃんと下の池に跳びこんだ。

山瑪拐」は植物の種類の多い熱帯雨林に生活しているため、天敵を騙すための偽装もさまざまである。アマガエルの青緑の縞模様の背中は緑色の植物や低木と一体に融け合うことができる。湍蛙(急流に住むカエルの意味、学名Amolops loloensis)の背部の模様はふかふかとした苔のようで、石の上にじっとしていれば、地衣類と見間違えるほどだ。イエアメガエルが私の目の前でまず偽装をし、その後たちまち逃げ去ってしまったのは、脅威を感じたからだろう。実は人類はカエルやほかの野生動物の天敵だと言え、捕獲するほかにも、人類はその生存に絶対不可欠な空気と水の質を変えてしまった。

この熱帯雨林保護区周辺の住民の多くはリ族で、彼らは山瑪拐」が神秘的な能力を持ち、風を吹かせ雨を降らせ、食糧の豊作を保証してくれると考えるため、あまり野生カエル類を食用にしたり、金に替えたりしない。多くの山間地帯に住む少数民族の伝説の中で、カエルは多産や子孫繁栄というめでたい意味をもっており、崇拝の対象ともなっている。海南のリ族は特に多産の「山瑪拐」を尊び、女性の刺青の図案の中でカエルの模様が最も多い。リ族の各支族のタイトスカート、小太鼓、皮製の太鼓、そして日常道具にはさまざまなカエル模様が描かれている。

しかし、ここはカエルたちの永久のエデンの園ではない。周辺の農業と工業が年を追うごとに盛んになり、カエルたちは被害を受けている。農業に使う除草剤は一部分が植物に吸収されるだけで、残りの大部分は作物と同じ環境で生活している動物の体や土壌、水の中に残ってしまう。カエルの皮膚には小さな穴がたくさん開いており、浸透性が強く、殻や羊膜などに守られることなく直接外部にさらされているため、水質の変化にことのほか敏感である。調査によると、周辺の人々が使用する除草剤は周辺水域のオタマジャクシの発育と運動能力に強い抑制作用を起こし、成虫となったカエルの捕食能力も大幅に下降している。このほか、人々が水資源の利用のために、水路をつくったりする行為は両生動物の移動と繁殖を妨げた

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