| 中国画報の購読 |



|
|
|
|
|
千にも万にものぼる参加作品のなかからもっとも代表的な優秀作品を選ぶのは、経験豊富な評議委員からしても非常に困難な仕事である。2010年3月25日、中国報道写真学会が主催した第六回中国国際報道写真展の審査結果が上海で公表された。4日にわたる手に汗にぎる選抜の結果、13人の世界五大陸の報道写真家からなる評議委員会は、一万ちかくの写真のなかから、8種類16項目の金・銀・銅、そして優秀賞を選び出した。そして、ゲッテイメージズ社の推薦したオーストラリアのカメラマン、ダニエル・ベレフラクが撮った『パキスタン難民キャンプの子ども2009年最優秀報道写真賞を授賞した。
年度の最優秀報道写真賞の選定は紆余曲折を経た。もともとニュース人物・肖像類の金賞に選出されていた作品は2008年に撮影されたもので、参加規程に合わなかったため、評議委員会によって資格を剥奪され、選出しなおされた。評議委員会が新たに討議を重ね、投票し直した結果、『パキスタン難民キャンプの子ども』が選ばれ、もとの銅賞から金賞へと昇格した。評議委員会のひとり、ロサンゼルスタイムズの写真部副編集長のコリン・クロフォードはこの写真に対して、「何度見ても写真の少女のまなざしが何千里も遠くを見透かしているかのようで、強い印象を受けます。これは今回の作品のなかでもとても分かりやすく、写真の力をもっとも強くもつ一枚
国際化された選出活動
中国国際報道写真展の発展にともない、今年の応募作品数も過去最高となり、とりわけ国外からの応募が大幅に増え、前回の40%増となった。その内容も2009年に世界各地で発生した主要ニュースや事件を広くカバーしている。今大会の国際評議委員も今までの7人から9人に増え、中国の評議委員は4人(うち1人はマカオ)に過ぎず、国際的な視野からの審査となった。年度の報道写真賞の賞金も7.5万から10万元にあがり、国際プロ報道写真大会のなかでもっとも権威のある大会、世界報道写真展(オランダ)の大賞の賞1万ユーロに肩を並べた。
国際審査委員の比重が高まり、国外カメラマンが多く参加するようになったため、中国のカメラマンはこの大会で大いなる苦戦を強いられた。2008年は30あまりの賞を獲得し、2009年は10の金賞を獲得したのに比べると、今年の中国のカメラマンの賞獲得数は明らかに減って、3つの金、5つの銀、8つの優秀賞に終わった。宋栄成の『金融危機のなかの招聘会』、潘松剛の『中国大地震で子どもを失った家庭がふたたび子どもをつくる』、邱焰の『少林寺カンフーをする男の子』の3つの作品がそれぞれ経済科学技術類、ニュース人物・肖像類、スポーツ類の金賞に選ばれた。しかし、激しい競争にさらされ、世界の同業者と争いつつ、相互交流と学習を行うことは、中国のカメラマンからすると、賞を獲得することよりもさらに重要なことなのかもしれない。