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開平の碉楼
文 関江秀 写真 関江馳

 

開平の楼の見所

1.「瑞石楼」は蜆岡鎮錦江の村奥東側にあって、一面の竹林にかこまれている。1923年から3年の時を費やして建てられた。瑞石楼は開平に現存する楼のなかでももっとも高く、9階建て、25メートルである。外部の装飾はヨーロッパ風だが、内部構造や家具などは中国の伝統的なものが取り入られ、内部の配置や道具、設備などは嶺南の伝統的様式によるものとなっている。

2.方氏灯楼:1920年に建てられた5階建ての鉄筋コンクリート造りの建物で、3階以下は当直の者が寝泊りするところで、屋上は中世のヨーロッパの砦や教会の尖塔のような構造になっている。楼内には発電機・サーチライト、銃器などが備え付けられている。この建物は匪賊から身を守るために村民がお金を出し合って建てたもので、かつて大型のサーチライトが備え付けられていたために灯楼とよばれている。ここに備えつけてあったドイツ製の警報機の音は十何里向こうまで響き渡ったそうだ。この楼はすばらしい見晴らしの場所に建っており、屋上に登ると周囲の田園や村の景色が一望できる

3.辺筑楼(斜楼):1903年に建てられ、7階建ての外見はシンプルな建物で、現地の人が「灯油桶」とよぶ様式の楼である。3階まで建てられたとき、すでに東南方向に10センチほど傾いていて、現在も中心線が東南に2メートル傾斜し、有名なピサの斜塔よりもさらに傾いている。しかし100年経った今も何度もの地震や台風にも倒れず、依然として建ち続けており、斜塔と呼ばれて有名である。

4.日昇楼と翼雲楼:1926年に建築が開始され、2棟の建物が並び立ち、数十年の風雨が点々とその痕跡を残している。上部はヨーロッパの古い建築物の構造で、遠くから見ると古い砦のようで、神秘的で荘厳な感じを受ける。

 

 

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