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例年と比べて2010年の春の到来は少し遅かった。4月末にいたってようやく北京のお堀ばたの柳は新緑の芽を出しはじめ、そしてこのとき、2010年北京国際モーターショーが「グリーン」をメインの色調として開催された。今回の北京国際モーターショーでは、90あまりの新エネルギー車が展示され、全世界の自動車業界が「エコカー時代」のリーダーの地位を競うものとなった
クリーンへの道
「クリーンな未来への夢想」をテーマにした北京国際モーターショーでは、新エネルギー車がその主役となった。参展した新エネルギー車の量にしても量産の歩みにしても、その速度は大幅に早まっている95台の新エネルギー車が展示され、2006年の北京モーターショーの14台に比べると6倍近い台数となっており、そのうち30台の新エネルギー車は2010年内に量産され、新発売される。世界的な自動車メーカーであろうと、中国本土のブランド車であろうと、ひとつの例外もなくこの「緑の嵐」に巻き込まれているといえる
自動車工業の100年の発展は人類に早さと快適さ、そして巨大な経済利益をもたらしたが、同時に交通渋滞やエネルギー欠乏、環境汚染などの負の局面ももたらしている。最新の統計によれば、2009年末までに中国の自動車保有台数は7,619万3,100台となり、この数字はさらに増加している。このような膨大な数量で国家のすでに少なくなりつつある石油資源を消費していて、自動車の排気ガスはどの都市でも主要な大気汚染源となっている。厳格な排気基準を定めるほかに、低エネルギー・低排気の新エネルギー車を開発することが、これらの唯一の解決方法なのであ
工業と情報部が最近発表した『自動車産業発展政策』では、2015年までに新型エネルギー自動車の販売目標を中国自動車総販売台数の20%にまで高める目標が掲げられている。ここでは現在の中国自動車市場発展の速度から計算すると、中国の自動車保有台数は2020年には1.4億に達するが、新エネルギー車の使用拡大により6,339万トンの石油を節約することができ、それはガソリン需要の22.7%にあたると計算されている。
GM、トヨタ、フォルクスワーゲンなど、世界的な自動車メーカーがすべて中国の新型エネルギー市場への進出を明言している。中国の電動自動車発展の見込みについて、ルノー・日産のCEOカルロス・ゴーンは、「中国の提携先によると、中国政府は消費者がゼロ排出の自動車を購入した場合のサポート政策を考えているようです。こうした政策が出されれば、われわれは大規模に電動車を中国に売り込むでしょう」と語っ
世界の自動車トップ企業が新型車を大々的に売り込んでいるなかで、中国の国産メーカーもまた本領を発揮し、上汽グループ、一汽グルー亜迪、吉利自動車、奇瑞自動車などが次々と新エネルギー車を発表した。電池の生産からその端を発する比亜迪グループは2008年に初のハイブリット車F3DMを発表し、2010年の北京モーターショーでは電動車E6を展示し、その本領を見せ付けた。比亜迪グループの主席王伝福によれば、今年の上半期比亜迪は深圳で初めて100台のE6電動タクシーを販売したという。中国の民営自動車メーカーである吉利は、北京モーターショーでいっぺんに6種類にものぼる新エネルギー車を発表し、そのなかでも吉利EK-2新エネルギー自動車は、180キロにも及ぶ連続走行が可能で、さらに18分で80%の電気量を回復できるという。