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大会共催都市を巡る
文/陳 飈 写真/段 崴

 

「広州アジア競技大会は、各都市にその恩恵を与えようとしている」。これは、広東の各クラス役員の共通認識であろう。仏山、東莞、汕尾という三つの共催都市は、間違いなくアジア大会の恩恵を受けることができる。実際、これらの町にくると、それぞれの雰囲気が、開催される種目になぜか似合っていることに気づい 。

仏山市、強さと柔らかさを併せもつ

「仏山市では、人と言い争わないように気をつけてね。地元の人はだれでもカンフーができるから」と、一人の友人はふざけて言った。

仏山市は、香港の映画監督徐克とヒロインの黄飛鴻によって有名になった町で、伝統的な武術の町でもある。現在、映画館で上映されている映画『葉問2』のヒロインで、咏春拳の創始者である葉問は、この仏山の出身である。多くの観光客がその名を慕って仏山の祖廟付近の葉問堂、黄飛鴻記念館を訪れ、武術の先輩を敬意を示す。毎年、夏休みになると、多くの外国人が、はるばるこの魅惑的な武術の故郷にやってきて、武術を勉強する。

武術の強さと柔らかさを兼ね備えるという特性にちなんでだろうか。アジア競技大会では二つの種目――ボクシングとシンクロナイズド・スイミングが仏山で開催地されることになった。このほか、広州アジア競技大会は、女子2012年ロンドンオリンピックに先駆けて、大型スポーツ大会の正式試合種目として設けた。この特色のある種目は、より多くの観客を仏山に引き寄せるだろ

東莞市、重量挙げの町

ポスト金融危機時代を迎えて、「世界の工場」と言われる東莞の市街には、「従業員大募集」「古参従業員の復帰を歓迎」のスローガンが至るところに掲げられている。東莞体育館には、依然として中国プロ男子バスケットボール・リCBA)決勝戦の横断幕が掲げられており、激しい試合の名残りが感じられる。この体育館では、アジア競技大会期間中、重量挙げの試合が行われる。

なぜCBAの試合会場で重量挙げの試合を催すのか? その答えを知るためには、東莞の石竜鎮に足を運ぶとよい。この広東省の四大都市の一つに数えられる町は、中国初の世界記録更新者という名誉をもつ陳鏡開、中国初の重量上げのオリンピック・チャンピオン曾国強・陳偉強らを育てたところである19人の世界チャンピオン、26人のアジアチャンピオン59人の全国チャンピオンを輩出した東莞は、「重量挙げの町」という名に恥じない。

汕尾、広東沿海にある岬

汕尾は広東省沿海にある小さな港町で、中国の特別経済区の汕頭(スワトウ)と間違えられやすい。しかし、汕尾といえば、「天上の雷おやじ、地上の海陸豊(海豊・陸豊の2つの県のこと)」で、この言葉を聞いたことがある人ならば、勇猛果敢な現地の人々を想像することだろう。海豊出身の彭湃は、1920年代ここで農民蜂起を起こし、中国初のソビエト政権樹立に成功したのだ

遮浪は、その名のように詩情に富むところである。ここの地形は南アフリカのケープタウンに似ており、凸状の岬が海に延びている。そのため、凸状の陸地の両側には、波を遮る天然の良港が形成され、大風が吹いても、その海域は静かなままである。そのため、ここは絶好の水上種目の試合会場・訓練地となっている。広州アジア競技大会のヨットとサーフィンの試合はここで行われる

 

 

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