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煙台:現代中国ワインの起源
現代中国のワインの起源は山東省の煙台にある。張弼士はなぜ山東省煙台にワイン醸造会社を設立したのか。それにはこのようなエピソードがある1871年のある夏の夜、張弼士はインドネシアのジャカルタで開かれていたフランス領事館のカクテルパーティに参加した。フランス領事とおしゃべりをしていたとき、彼はこのような物語を聞い1860年、この領事はイギリス・フランス連合軍が煙台を占領した際に従軍していたが、そこで野生のブドウが野山にたくさんあるのを見つけ、宿営中の兵士たちはそれを摘んでワインをつくり、その味は悪くなかったと語ったのである。戦争後、ここにとどまりワイン生産の会社を始めたフランス人もいたが、戦争が終わると引き上げざるを得なくなったそうであ
機にさとい張弼士はこの話をきいて、ビジネスチャンスを見いだした。帰国後、さっそく彼は煙台に視察にでかけ、たしかにこの地はブドウ生産にふさわしいことを確認した。山があり、海に面し、中緯度地帯に属する山東半島の北岸は、フランスのボルドー、イタリアのシチリア島などのおもなブドウ産地の緯度と同じで、温帯大陸性モンスーン気候に属し、海洋の影響をうけて降水は少なく、日当たりは十分で、高品質のブドウの生産に適した条1982年、張弼士は300万両の銀で煙台東部と西南部の荒れ山を買い取り、二千人の労働者をやとって、80ヘクタールのブドウ畑を開拓した。さらに海に近い4ヘクタールの土地を買い、生産工場を建設した。このときから現代工業としてのワイン製造会社、張裕が始まったのである100年にもおよぶ苦労ののち、現在、煙台のブドウ畑の面積1万ヘクタールを超え、おもに蛇龍珠(Cabernet Gernischet)、シラー、メルロー、カルベネ・ソーヴィニヨン、シャルドネなどの品種を育ててい