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外国人御用達の上海骨董通り
東台路にある骨董通りは、生粋の上海っ子であろうとも知る人は少ない。しかし、外国人観光客が必ず行く買い物の場所となっている。アメリカや日本の航空会社が配っている上海観光地図には、東台路骨董市場の場所がしっかりと書かれている。しかも、アメリカのクリントン前大統領訪中の際、訪問候補地とされたこともある。
最初、ここは名も定かでない小さな横町に過ぎなかった。暇のある金持ちたちが、よくここにやって来てはお茶を飲んだり、おしゃべりをしたりしていた。身につけている装飾品などを互いに観賞したりしているうちに、それらを交換したり取引したりするようになった。こうして東台路には骨董品を専門的に扱う商人が店を構えるようになり、彼らはお茶を飲みにやってきた客の骨董品を見たり値切ったりしていた。そして1980年代にかけて、政府の指導の下で、徐々に特色を持つ骨董市場が形成されたのである。
現在の東台路骨董品市場には、トタンで造られた店舗が連なっている。オーナーはほとんどが河南省、安徽省出身の人で、骨董品とは言えないようなガラクタ工芸品を扱っている。これらの工芸品は古いとはいえないけれども、上海ならではの物が多く、新しく印刷された昔のカレンダー、古い蓄音機LPレコード、1930年代の扇風機、古い電話機、鳥籠などがあって、外国人観光客の目に古めかしい「上海らしさ」を感じさせ、上海っ子のノスタルジーを起こさせる。
これらのトタンの建物の裏の通りにある店には骨董品が置かれており、これこそ本物の骨董品屋である。店舗のオーナーたちはほぼすべて、最初に東台路で儲けた人で、彼らこそ骨董品の収蔵者である。店の品物も収蔵価値のある珍品が含まれている。東台路の経営者たちは、めったに通行人に声をかけない。開店していても、庇の下で日向ぼっこしたり、おしゃべりしたり、店で本や新聞を読んだりしている。しかし、彼らの目は鋭い。観光客が近づいて見ようとすると、すぐ注意深くもてなす。
場所:東台路は上海盧湾区の東北部にあり、上海の旧市街に隣り合っている。史料によると東台路はかつては泰山路といい、1902年に建設され、1943年に今の名前に変わった。
骨董品市場:東台路と瀏河路にある。長さ200メートルの通りには、大小210軒の露店が集まっている。ここは、土産物を買うにはもってこいのところだが、ほんとうの骨董品は少ない。商品にはまったく値段が書かれていないので、自らの判断力で値段を交渉する。