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峨眉山で身心をリラックス
文/尚 力 趙 月 写真/尚 力

峨眉山には四季折々異なる景色があるが、いつも変わらないものもある。それは、一年中緑が濃いことである。この緑が多い山で、仙人のようにのんびり散策したり、遊んだりして暮らすのは、観光客にとって得がたい体験であろう。

峨眉山は四川省峨眉市にあり、観光区面積は154平方キロ。風光明媚な峨眉山は、多様な気候をもち、植生が豊富で、中国四大仏教総本山の一つでもある。1996年、峨眉山と楽山大仏は、ユネスコの文化と自然遺産リストの両方に登録された。

峨眉山は多くの人からすると、由緒ある伝統的な観光地で、ここに来ても、山に登り、寺を詣で、サルを見るほか、やることはあまりないと考えているだろう。しかし、今の峨眉山は昔と比べると、ここに来た観光客を驚かせるくらい、新しいレクリエーションがぞくぞくと増えている。例えば、温泉、バー、茶室、トレッキング、日の出日の入りの観賞などである。伝統的な項目に新しい娯楽方式が加わった峨眉山観光は、斬新な観光スタイルを創りだしている

峨眉山の温泉につかる

「聖なる山」の名前と同じように古いものは、峨眉山の温泉である。峨眉山には、ラドン温泉とイオン温泉の二種類がある。ラドン温泉は3000メートルの地下で掘り出され、各種の微量元素と鉱物質を含んでおり、国内では希に見る高品質のラドン温泉で、「不老泉」と呼ばれている。12000ヘクタールの広い原始林に身を置いた観光客は、目の前の緑を満喫し、新鮮な空気を吸って徹底的に自然に溶け合うことができる。

峨眉山温泉は、あわただしく浸かって帰るものではない。焦らずに、ゆっくりと居心地のよい宿屋に泊まって、温泉につかることを暮らしの一部にすると、じわじわっと峨眉山温泉の柔らかさを味わうことができる。

峨眉山の麓には、温泉が散在している。冬の峨眉山は、寒いが山頂に雪を戴く雪景色がすばらしい。冬にくる多くの観光客にとって、山登り・スキーはさておき、温泉につかるのが何よりの楽しみであろう。水着に着替えて、室内の温泉プールに飛び込んだとたん、暖かさが体中に広がり、心まで染み込んでくる。ときおり、遠くの寺から鐘の音がかすかに響き渡る。仏に守られての温泉三昧は、峨眉山でしかできないことだろう。すべすべしたきめ細かい温泉に浸かりながら、ふと頭を上げると、ちょうど空から小さな六角の菱形をした雪がひらひらと舞っているのが目に入る。体に潜んでいた冬の気分はまもなく融け去ってしまった。

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