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雨の大仏寺
文と写真/胡保同

新昌を紹介するには、まず新昌の大仏寺から始めなければならない。この日は一日雨だった。浙江省の初夏は過ごしやすく、降り続く霧雨が心地よさを感じさせる。新昌の大仏寺は県都から西南に少し行ったところにあり、山門前の広場にはさまざまな木がうっそうと茂り、それぞれがさまざまな緑色をしているために、雨のなかで非常に色鮮やかであった。

寺の大仏宝像は石城山にある石窟内にあり、この建物は崖に寄り添うような5階建ての建物で、建物の外には水がちょろちょろと流れており、建物のなかには霧がたちこめている。大殿に入ると同時に、震えがはしる。大仏の台座は高さ2メートル、身長は13.74メートル、頭部は4.8メートル、耳の長さ2.8メートル、鼻の長さは1.48メートルで、両手手のひらを上にして膝の間に交差して置いており、手のひらには10人あまりの人が立つことができるという。この仏像は30年の時を経てようやく完成したといわれ、江南における早期石窟仏像の代表作であり、江南第一の大仏である。ここに参詣する人は絶えることがなく、この日も雨天にもかかわらず、多くの人が線香を灯し、祈りを捧げていた。

大仏寺の放生池は仏教の寺に固有のものであるとはいえないが、ここのものは風景の素晴らしさも手伝って、参拝客も観光客も、山門に入るなり、この池に引き寄せられる。水面には周囲の山や緑が映り、極楽浄土のようである。雨が池にしたたると、さざ波がたつが、池のなかにいる魚はまるで気にするようすもなく、聖地にいる魚は他のところの魚よりもおおらかであるようにも思えてくる。

寺にはさらに、アジア第一の涅槃仏が奉納されている臥仏殿があり、これは2003年に造られたものである。この臥仏殿の周囲は緑に囲まれており、山なみが連なっている。仏殿の前には5000平方メートルあまりの鏡湖があり、水は澄み切って底が見える。魚が悠然と泳いでおり、湖には石橋がかかり、石板が張られた道が数百メートルも続く。広い草地には多くの花や木が植わっており、桟道ぞいにあるのが正殿で、内部には、天然の岩を利用して彫られた槃仏がある。槃仏は静かに須弥蓮華座の上に横たわり、西方をむいており、長さは37メートル、高さ9メートルで、釈迦がサラジュの下で涅槃したときの安らかさ、静けさ、知恵に満ちた情景が完全に再現されている。観光客は桟道をのぼり、素晴らしい彫刻のある石窟のエントランスホールを過ぎて、この涅槃世界に入ることができる。

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