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人類の出現以来、世界の多くの地域で昆虫は人間のごちそうとなっている。オセアニアの原住民であろうと、アフリカの土着民であろうと、昆虫は彼らの生活の中でもっとも重要な食材の一つである。中国でも、昆虫を食用してきた歴史は長い。しかし、野生蜂のさなぎを食べる、または野生蜂を食材として養殖するのを見たことがあるだろうか。中国南西部の四川省の山奥に生活するリス族は、野生バチを捕る習慣をはるか昔から守り続けている。
約束通り、われわれは徳昌県南山郷の役所で、蜂捕り名人張正順さんに会った。張さんはかつて郷長を勤めており、今は定年退職し、野生蜂の養殖と捕獲の生活を始めている。張さんに導かれて、われわれは建物の後ろで夥しい数の蜂の巣を見た。軒下にぶら下げているものもあれば、竹林や大きい木の上に掛けているものもあり、すべて張さんが野外から捕らえてきて育てているもので、ミツバチもいるが、スズメバチが一番多
好奇心を抱いて、張さんにいかにして野生蜂を獲るのかと聞くと、彼は忽ちしゃべり出した。南山郷の主な住民はリス族で、代々山の奥に住んでおり、特殊な自然条件の下でその狩猟習慣を形成したという。そのため、リス族は、野生蜂を含む山間の動物には極めて詳しい。彼らは野生の蜂を捕って帰り、蜂をさなぎになるまで飼って、最高のごちそうとしている。こうして、彼らにとって野生蜂の養殖は、ニワトリやアヒルの飼育と同じような副業となり、養蜂で生計を立てている農家もある。
「山の中に隠れている野生蜂を、どうやって見つけるのでしょうか?」自分たちには秘訣があると張さんは笑った。続いて、彼は蜂を見つける方法を紹介してくれた。見る、捜す、標識を飛ばすという三つの方法があり、見るとは、野生蜂の飛び方を見ることで、普通蜂が巣に近づいた時、経験のある人は巣を見つけることができる。捜すとは、林で野生蜂がよく巣をつくるところを捜すことである。この二つの方法は、主に人の聴力と視力に頼るもので、距離が遠いと使えない。三番目の方法は、私たちも初耳だった。翌日、私たちは蜂捕り名人の少年、谷小青くんについて行き、「標識を飛ばす」方法を経験した。