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2012年の新年が過ぎたばかりの頃、中国大陸のレコード界の風雲児宋柯は自分のミニブログで、太合麦田CEOの職務を退き、北京ダック店を経営すると突如宣言した。このニュースは、中国の音楽業界に大きな爆弾を投げこんだような騒ぎを引き起こした。宋柯本人は「辞職は個人的な行為で、音楽業の盛衰と関係はない」と力の限りを尽くして釈明したが、彼がいまという音楽業界が振わない敏感な時期にここから黙って退くことは、彼がしばらく前に語った「レコードはもう死んでしまった」という言葉との連想は免れず、人々にレコード業の終末がもうやって来たかと思わせるものであった。
レコードはもう死んでしまったのか?
伝統的なレコード業の衰退はもう目新しいニュースではなくなっている。2011年は、レコード業の「衰退歌」がたえず聞こえ、一つまた一つと悪いニュースが次々と現れた年であった。
2011年3月、太合麦田CEOの宋柯は上海で開かれた「東方風雲歌手フォーラム」で「レコードはもう死んでしまった」との悲観的な言論を発し、歌手との契約終了を宣言した。この事件は中国のレコード業に大きな衝撃を与えた。2004年に成立したこのレコード会社は内陸で最大のレコード会社の一つで、中国で最も市場への訴求力を持つ歌手、たとえば、李宇春・朴樹・刀郎・老狼・葉蓓らと契約を交わしたことがある。中国内陸のレコード業界を牛耳り、その行動は業界内の風向計ともなっている。
6月、東方広場のFABレコード店が突然閉業を宣言した。一軒のレコード店の閉業にもかかわらず、業界やファンに大きな波紋を呼び起こした。閉業の原因は店舗のレンタル契約が満了したためと公に発表されたが、その背後にはレコードの売り上げ枚数が引き続き下がっている現状があった。レコード店はとりあえずは消え去ることはないが、CDという音楽キャリヤーは普通の消費品からコレクション品へと変わりつつあり、その利用者の範囲は減少する一途をたどっているとFABの責任者さえもが認めざるを得ない状況にある。